わたしの水彩スケッチと読書の旅

知の冒険? いえいえ、のんびり思索の旅です

本の旅

こんな本読んだことありますか? 『永沢まことの自分発見スケッチ術』(永沢まこと絵・文、草思社)

2022年1月16日 昨日の新聞の訃報欄にあった永沢まことさん死去の小さな記事。たまたま一昨日、久しぶりに彼の著書『永沢まことの自分発見スケッチ術』を見ていたので驚きました。 「イラストレーター。8日、肺炎のため死去、85歳。東京都出身。ア…

こんな本読んだことありますか? 『プーさんとであった日』(リンジー・マティック文、ソフィー・ブラッコール絵、山口文生訳、評論社)

2022年1月15日 「世界でいちばんゆうめいなクマのほんとうにあったお話」という副題のついた絵本です。表紙カバーのそでの部分に書かれた説明が、本書の内容の全てを語っています。 「世界じゅうで愛されているクマのプーさん。プーさんは、ほんとう…

短い文章を書く。そして辞書を楽しもう!

2022年1月8日 今年も健康である限り毎日ブログを書きたいです。今年特に心がけたいのは短い文章を書くこと。なるべく500字以内で文章を書くよう努めるつもりです。 500字はちょうど新聞の読者欄に投稿する際の目安になります。この字数制限内で…

こんな本読んだことありますか? 『女の一生』(伊藤比呂美著、岩波新書)

2022年1月4日 伊藤比呂美さんを知ったのは、昨年のNHK Eテレ日曜朝5時のインタビュー番組を見た時でした。1955年生れの詩人。この番組では宗教関係や福祉関係の出演者が多い中で、詩人の登場は珍しいことでした。その伊藤さんの話しっぷりやダイナミ…

こんな本読んだことありますか? 『星落ちて、なお』(澤田瞳子著、文藝春秋)

2022年1月2日 幕末から明治にかけて活躍した日本画家の河鍋暁斎(かわなべ・ぎょうさい)。その娘とよの半生記です。父暁斎は狩野派の流れをくむ人気浮世絵師。とよは父の後継者にという期待に添えないまま、自分の絵の道を歩みます。とよの腹違いの兄…

2021年私の読書ランキング

2021年12月25日 この1年間読んだ本のランキングをつけてみました。 第1位 『彼女は頭が悪いから』(姫野カオルコ著) 東大の入学式で取り上げられました。深く考えさせられる忘れられないストーリー。 yaswatercolor.hatenablog.com 第2位 『給食…

こんな本読んだことありますか? 『「バズる文章」のつくり方』(尾藤克之著、WAVE出版)

2021年12月7日 面白いタイトルだと思います。「バズる」とは「インターネットやSNSで話題になること」だそうです。これもインターネットで知りました。本の帯には、「バズる」は投稿前に決まる! 書くのが苦手!嫌い!なすべての人へ 「文章力+ネッ…

こんな本読んだことありますか? 『緩和ケア医 がんと生きる40の言葉』(大橋洋平著、双葉社)

2021年11月26日 NHK総合テレビの9時のニュースを見ていたら大橋洋平さんの書いた本書の紹介がありました。気になったのですぐに注文。そしてすぐに読みました。内容は本の表題通りです。緩和ケア医でありながら、自らも希少がんにかかって手術、入…

こんな本読んだことありますか? 『ハルコロ(1)(2)』(石坂 啓漫画、本多勝一原作、菅野 茂監修、岩波現代文庫)

2021年11月19日 今から600年前の北海道。その当時のアイヌの人々の暮らしを漫画に描いたのが本書です。石坂 啓さんの描く漫画は、まさに少女マンガの世界で、人物があまりに美しく描写されすぎていて、私自身はあまり好きではないのですが、読み…

こんな本読んだことありますか? 『イングランド・イングランド』(ジュリアン・バーンズ著、古草秀子訳、創元ライブラリ)

2021年11月9日 朝日新聞の書評欄に本書が紹介されていたのに興味をもち読んでみました。著者ジュリアン・バーンズは1946年イギリス・レスター生れ。オクスフォード大学卒業後、オクスフォード英語辞典の編集などの仕事を経て文筆業へ。イギリスの…

こんな本読んだことありますか? 『悠久の時を旅する』(星野道夫著、クレヴィス)

2021年11月4日 岡山県立美術館で開催中の「特別展 星野道夫 悠久の時を旅する」(2021年9月28日〜11月7日)を見ました。星野さんは1952年生まれの写真家で、北極圏の野生生物や自然、人々の暮らしをテーマに発表。1996年43歳の時…

こんな本読んだことありますか? 『谷内六郎 いつか見た夢』(谷内六郎・谷内達子・橋本治・芸術新潮編集部著、新潮社とんぼの本)

2021年10月27日 先日、NHKの『日曜美術館』で画家・谷内六郎(1921〜1981)の生誕100年を記念した特集を放送していました。谷内六郎は『週間新潮』の表紙絵で有名です。1956年の創刊号から1981年59歳で没するまで、1335枚…

こんな本読んだことありますか? 『英語独習法』(今井むつみ著、岩波新書)

2021年10月21日 今コロナ禍で独学を余儀なくされている大学生や社会人だけでなく、我々のような高齢者を含めた全ての人が、自分で英語を学ぶ上での様々なヒントを得られる本です。学校での英語学習は現在、小学校からスタートし、中学・高校と10年…

こんな本読んだことありますか? 『クックパッド おうちで簡単! 絶品パスタ』(宝島社)

2021年10月13日 インターネットの料理サイト『クックパッド』にはよくお世話になります。今回、いろいろなパスタを作ってみたくなって、この本を購入しました。「誰が作ってもお店みたいな味になる 全100品」と表紙に書かれています。読者の実践…

こんな本読んだことありますか? 『女性のいない民主主義』(前田健太郎著、岩波新書)

2021年10月1日 先日の自民党総裁選挙では、候補者4人のうち2人が女性(高市さん、野田さん)でした。男性が女性に比べて圧倒的な数の優位示す日本の政治の世界で、今回珍しく女性候補が立ち、その発言や挙動が注目されました。二人の女性候補者の政…

こんな本読んだことありますか? 『ラジオビジネス英語』(2021年10月号、NHK出版)

2021年9月27日 NHKのラジオ英語講座は毎日ほぼ欠かさず聞いています。退職後で時間があるので、朝6時から始まるラジオ講座は自分の生活のリズム作りのために役立っています。『中学生の基礎英語』から聞きますが、テキストは買いません。 最近感じる…

こんな本読んだことありますか? 『サキの忘れ物』(津村記久子著、新潮社)

2021年9月18日 この本を読んだのは朝日新聞の2つの記事がきっかけでした。一つは2021年5月29日付けの読書欄。今「売れている本」としてこの『サキの忘れ物』が紹介されていました。「収録作が、今年の大学入学共通テストや私立麻布中学入試の…

こんな本読んだことありますか? 『老い楽のすゝめ』(日ノ下文彦著、文芸社)

2021年9月15日 長年腎臓内科医として活躍する著者が、専門の腎臓の話を中心に、健康に暮らす秘訣を一般の人にわかりやすく紹介した本です。朝日新聞の紹介記事を見て興味を持ちました。加齢とともに、人間の臓器はその機能を低下させていきますが、な…

こんな本読んだことありますか? 『わたしたちに手を出すな』(ウィリアム・ボイル著、鈴木美朋訳、文春文庫)

2021年9月13日 私の読書歴に新たな1ページを加えた本、と書くとやや大げさですが、こんなサスペンス・アクション小説に殆んど縁がなかった私には、かなりショッキングな内容でした。ニューヨーク下町でのマフィアの抗争がからむ殺人とバイオレンスの…

こんな本読んだことありますか? 『通訳者たちの見た戦後史 月面着陸から大学入試まで』(鳥飼玖美子著、新潮文庫)

2021年9月7日 英語に長く関わってきた鳥飼玖美子さんの自伝的戦後史です。タイトルに「通訳者たち」とあるのは、鳥飼さんだけでなく、国弘正雄、村松増美、西山千など、当時の著名な通訳者のそれぞれの英語との出会いや、彼らが歴史的な出来事のなかで…

こんな本読んだことありますか? 『池澤夏樹の世界文学ワンダーランド』(池澤夏樹著、NHK出版)

2021年9月2日 読みたい本を探す時、私はたいてい新聞の書評欄を見ます。定期的に2種類の新聞の書評欄を切り抜いてノートに貼り、あとで見返してまだ読みたい気持ちが強ければ、次はインターネットの読者評を見て、評価が高そうなら購入します。しかし…

カンナの花が咲きました

2021年8月24日 今年の春に種まきしたいくつかの植物の中で、一番遅れてカンナの花が咲きました。大きな種10個ほどを一つずつ別々のビニールポットの培養土に植え、そのうち7つが発芽。そのまましばらく大きくした苗を鉢と地面に移植しました。今回…

こんな本読んだことありますか? 『邂逅(かいこう)の森』(熊谷達也著、文春文庫)

2021年8月21日 物語は大正3年の冬、山形県の月山(がっさん)山麓から始まります。山中で獣を追うマタギの暮らしを題材に、東北地方の自然と男の生き様がドラマティックに描かれ、はじめからどんどん物語に引き込まれました。 著者の熊谷達也氏は1…

こんな本読んだことありますか? 『もしもの時の手続き・相続完全ガイド』(野谷邦宏著、Crossmedia Publishing)

2021年8月17日 最近じわじわとわが身に迫って来たのが、この相続問題です。十数年前に義父・父が相次いで亡くなり、葬儀やその後の手続を慌ただしくやったのを思い出します。あのときはまだ自分が50歳代だったので、まだ体力にゆとりがあり、葬儀も…

こんな本読んだことありますか? 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディみかこ著、新潮社)

2021年8月11日 イギリス南部のブライトンに住んでいるブレイディみかこさんのエッセイです。中学に入学した息子さんの学校と家庭生活を通して、現代イギリス社会の断面を読者に紹介する内容です。全体に生き生きとした語り口で、今日のイギリス市民生…

こんな本読んだことありますか? 『子どもの貧困 II – 解決策を考える』(阿部 彩著、岩波新書)

2021年8月1日 以前に読んだ『子どもの貧困 — 日本の不公平を考える』(2008年)の続編です。2008年に日本の子どもの貧困を具体的なデータをもとに紹介し、大きな反響を呼んだ最初の著書に続いて、第2著書ではこのような子どもの貧困問題を解…

こんな本読んだことありますか? 『彼女は頭が悪いから』(姫野カオルコ著、文春文庫)

2021年7月25日 東大生5人による強制ワイセツ事件を取り上げて、事件の全貌と、事件を生んだ現代日本社会の陰の部分を、鋭い筆致で描き切った作品です。事件の本質を捉え、関わった一人ひとりの状況や家族の状況をよくここまでていねいに描けたものだ…

こんな本読んだことありますか? 『おら おらで ひとり いぐも』(若竹千佐子著、河出書房新社)

2021年7月18日 70歳を越えた一人暮らしの女性の物語です。著者は1954年岩手県遠野市生れ。本作により、2017年第54回文藝賞をこれまでの受賞者の中での最年長63歳で受賞しました。 あとがきが無いので分かりませんが、本作はおそらく著…

こんな本読んだことありますか? 『昭和の犬』(姫野カオルコ著、幻冬舎文庫電子版)

2021年7月14日 姫野カオルコという作家を知ったのは、辰濃和男著『文章のみがき方』(岩波新書)の中の「自慢話は書かない」という章で、辰濃さんが姫野カオルコさんの文章や作品を取り上げて、ほぼ激賞に近い賛辞を寄せているのを読んだときです。そ…

朗読『太宰治作品集』の中の『走れメロス』 (1)〜(3) を聞いてみました

2021年7月11日 クロアゲハが飛んできました NHKラジオの朗読で『走れメロス』を聞きました。この作品は中学校の国語の教科書に載っていました。 「メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の王を除かなければならぬと決意した。メロ…