2023-01-01から1年間の記事一覧
2023年3月12日 「春三月魂揺するバイオリン」 今日は岡山フィルの定期演奏会に行きました。山下一史さん指揮、黒川 侑さんのバイオリンでベートーベンバイオリン協奏曲ニ長調作品61。素晴らしいバイオリンの音色に心を揺さぶられました。今日の俳句…
2023年3月11日 「春眠や季節はめぐる足早に」 今日は3.11。あの東北の震災の記念日です。あの日のことを思い出します。 今日の季語は「春眠」。句例を紹介します。 「春眠のつづきの如き一日(ひとひ)かな」 高木晴子 ほんとうにこんなふうに感…
2023年3月10日 「春日和虫歯なおして安堵の日」 今朝は10時から近くの歯医者へ。先週の診察で上奥歯に虫歯が見つかり、治療することになりました。麻酔の後に歯の削り。昔は麻酔なしに治療されることが普通だったのでその痛さが記憶に残りました。…
2023年3月9日 「草青む野外スケッチ陽のまぶし」 今日はグループのスケッチ会でした。岡山市北区のピーチファーマーズビレッジ周辺を会場に20人の参加がありました。最高気温20℃。3月初旬とは思えない暖かさでした。 描いたのはピーチファーマー…
2023年3月8日 「辛夷咲けり畑で静かに煙立つ」 今日は我が家の庭の辛夷(こぶし)の花が咲きました。これが咲くと春の到来を実感します。今年は例年より早めです。このところ4月並みの暖かさがつづいているせいでしょう。 明日は近所のぶどう農家の立…
2023年3月7日 「暖かやサッカー談義理髪店」 一日一句も時には辛い時があります。なかなか句が頭に浮かばない。浮かんでもちっともよくない。昨年の6月中旬から毎日詠み始めてもう9ヶ月になろうとしています。だんだん俳句になれてくるにつれて、で…
2023年3月6日 「啓蟄や命かがやく季節来ぬ」 今日は啓蟄。俳句を始めると、季節の変化に敏感になってきます。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「啓蟄(蛇穴を出づ)」を見てみました。 「立春の次の二十四節気の節で、虫…
2023年3月5日 「クロッカス今日はエアコン全部『切』」 庭にクロッカスの球根を植えていたら花が咲きました。まだ光の強さや気温をうかがいながら恐る恐るの開花に見えます。今日の日曜日から今週はずっと4月並みの気温のあたたかい日が続くようです…
2023年3月4日 「犬ふぐり陽の熱量をもっともっと」 今朝の散歩道は冷えて霜が降りていました。いつもより足を伸ばして田んぼの中の農道を歩きました。三月に入ってあたたかい日が増えてきましたが、今日のように朝晩はまだまだ気温が低めです。農道脇…
2023年3月3日 「花いちごやさしい風の金曜日」 今日は桃の節句、ひな祭り。今日の季語は「花いちご」。いちごの花です。去年買って1年楽しんだいちごの苗二つ。屋内で冬を越して、今年また花を咲かせました。いちごの苗を買って分かったのは、いちご…
2023年3月2日 「三月の背なの日差しの暖かさ」 今日の季語は「三月」。三月になっただけで急に春めいた気分になります。実際には今日は寒い一日でした。明日からはまた暖かくなりそうです。 昨日は歯医者で虫歯が見つかり、来週に治療することになりま…
2023年3月1日 「思い出せぬ人の名ありて寒卵」 俳句ポスト365の兼題「寒卵」で初級入選しました。俳句を始めるまで「寒卵」という言葉を知りませんでした。冬の季語です。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「寒卵」を…
2023年2月28日 「春の日や洗濯物の白眩し」 今日は2月最後の日。明日からは3月になります。今日から暖かくなりました。近所でも庭仕事をする人が増えました。昼間の光も強くなってきました。 2月の自分の俳句に関する課題は、『新版20週俳句入門…
2023年2月27日 「文旦や猫はゆったり毛づくろい」 知人から土佐名物の文旦を送ってもらいました。それで今日の季語は「文旦」。 文旦はザボンの関連季語になっています。句をみるとザボンの句が圧倒的に多いです。どうしてでしょう。ネット記事による…
2023年2月26日 「受験子よきっとあなたの夢かなう」 昨日から国公立大学の二次試験が始まっています。今日の季語は「受験子」。いうまでもなく春の季語です。 「受験子、受験生、入学試験」などを季語にした俳句を紹介します。 「こんなきれいな空合…
2023年2月25日 「母の縫う雑巾一つ春氷」 今日は寒い土曜日です。明日日曜日も寒い予報で、これを過ぎると月曜からは4月並の暖かさとなるようです。来週が楽しみです。 母親は土曜、日曜はデイサービスが休み。いつも週末は退屈でこまっているような…
2023年2月24日 「如月や早一年のウクライナ」 ロシアによるウクライナ侵攻からちょうど一年となりました。戦争の長期化が懸念されています。世界はどうなっていくのか。何となく楽観視できない雰囲気になってきました。日本の安全保障もそうですが、…
2023年2月23日 「雉子鳴くや令和の前方後円墳」 今日はスケッチ会で造山古墳のスケッチ。今月2回目です。造山古墳群の第5古墳(千足古墳)の見える風景を描きました。この古墳は現在生えていた草木を取り払って復元整備中です。きれいな前方後円墳…
2023年2月22日 「春動く思わずマスクつけ忘れ」 今日の季語は「春動く」。「春めく」の関連季語です。これらの季語は人気で、確かにこれらの季語を使うとどんどん句が詠めそうな気がしてきます。2月も下旬になって、本当に春めいてきました。晴れた…
2023年2月21日 「春寒や税の申告やっと済み」 今日は確定申告をしました。パソコンからできる e-tax のシステムを使用。これは自宅で申告作業が全てできるのでかなり楽です。しかし実際には昨日から作業を始めて、途中でデータを保存しようとして失敗…
2023年2月20日 「春めきて土持ち上ぐる小さき芽」 寒さが引いたり寄せたり、まるで波のようです。今日は午後から少し寒くなりました。明日は晴れますが、今日よりずっと寒いようです。庭に植えた球根類が少しずつ芽を出し始めました。チューリップの…
2023年2月19日 「目覚めれば暦どおりの雨水かな」 暦の上では今日は「雨水」。歳時記によると「雨水は二月十九日頃。雪氷とけて雨水にかわる」とあります。今朝はまさに暦通りの比較的暖かな朝でした。窓のカーテンを開けると外は雨。春はもう間近か…
2023年2月18日 「歳時記の『春』や心の踊りける」 今日の季語は「春」。手元の俳句歳時記の『春』の項を見ると、心躍る季語と俳句が並んでいます。寝そべって歳時記を開いて眺めているだけでも春の雰囲気が押し寄せてきます。今日は一日中雨。気温は…
2023年2月17日 「薄氷や人影のなき畑の道」 早朝に散歩してもまだ寒さが厳しく、田んぼの農道に人影はありません。水たまりは凍っています。今朝は公園の水道栓も凍って水が出ませんでした。そのかわり昼間は比較的暖かくなりました。明日と明後日は…
2023年2月16日 「寒菖蒲母に増えたる物忘れ」 今、庭に寒菖蒲が咲いています。何もない寂しい庭にここだけが明るく輝いています。冬には貴重な花です。 私の母は今98歳。もうすぐ99歳です。最近物忘れがひどくなってきました。しかしまだ生活に支…
2023年2月15日 「春雪や野猫の背にも白きもの」 今日は寒くなりました。午前中は雪もちらほら。やや暖かい日が2、3日続いたあとの寒波なので体調の維持が難しくなります。なるべく体を冷やさないようにしたいものです。 今日の季語は「春雪」。まだ…
2023年2月14日 「バレンタインデー妻からのチョコ目がさめる」 今日はバレンタインデー。季語は「バレンタインデー」です。歳時記が何と書いているのか見てみました。 「二月十四日、十三世紀後半のキリスト教の聖人バレンチヌスの祝日。しかし、この…
2023年2月13日 「春寒やきょうのお昼は中華鍋」 今日からまたまた寒くなりました。寒さは2,3日続くようです。まさに三寒四温です。寒いときには温かい鍋料理ということで、今日のお昼は中華の肉団子鍋にしました。私が寒い時期によく作るメニュー…
2023年2月12日 「うららかや猫といっしょにウトウトと」 今日は暖かい日曜日でした。多分今年一番の暖かさでしょう。実際岡山市の今日の最高気温は16℃でした。昼にホウレンソウと鶏肉のマカロニグラタンを作りました。年寄りも食べやすく好評でした…
2023年2月11日 「これがあのいつもの木々や霞立つ」 朝から暖かさの予感。春霞です。散歩道で辺り一面が霞んで幻想的な風景。いつもと同じ風景がずいぶん変わって見えました。今日の霞はすぐに消えてしまい、早起きした者にだけ与えられる恩恵でした。…