受験子
2023年2月26日
「受験子よきっとあなたの夢かなう」
昨日から国公立大学の二次試験が始まっています。今日の季語は「受験子」。いうまでもなく春の季語です。
「受験子、受験生、入学試験」などを季語にした俳句を紹介します。
「こんなきれいな空合格の子と仰ぐ」 中村明子
「とんとんと二階を降りて合格子」 豊田八重子
「鉛筆に残る歯のあと合格す」 吉野トシ子
「携帯をはみ出す笑顔合格す」 福田節子
「合格の子さりさりとサラダ食む」 高田よし子
受験関係の句はとても多いです。それも女性の句が多い。多分受験生の母親として詠んだ句なのでしょう。合格の句はどれも喜びが溢れています。これらの句を読むと、自分の大学入試のことを思い出します。人生やり直せたとしても、もう入試勉強だけは勘弁してほしい。これが正直な気持ちです。