わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

草青む

2023年3月9日

 

「草青む野外スケッチ陽のまぶし」

 

今日はグループのスケッチ会でした。岡山市北区のピーチファーマーズビレッジ周辺を会場に20人の参加がありました。最高気温20℃。3月初旬とは思えない暖かさでした。

 

描いたのはピーチファーマーズビレッジのレストランの建物。以前にここの建物を描いてほしいとオーナーさんから頼まれていたのでその依頼にこたえることにしました。

 

建物はとてもユニークな構造です。外側に広がる構造物が面白いのですが、描くのは大変でした。何とか形をとって、周辺の林の美しさや空の美しさと調和がとれるように描きました。

 

今日の俳句の季語は「草青む」。まさに今日のスケッチにふさわしい季語です。

「草青む」を季語にした句を一つ。

 

「鉄材を積みしところも草青む」   松岡シゲ子

 

何ということはない句にみえますが、その観察があらためて新鮮なのでしょう。こういうふうにありのままの情景を読んでもいいのだなと分かりますが、実際にはこのような観察句はかなり難しいと俳句の本には書かれています。この句も平凡とユニークさの微妙なバランスで生きている句だと思います。

 

今日のスケッチ

ウオーターフォード水彩紙 F10号

鉛筆と青墨筆ペン、シュミンケ透明水彩絵の具とホルベイン透明水彩絵の具

所要時間:3時間

 

 

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