春の日
2023年2月28日
「春の日や洗濯物の白眩し」
今日は2月最後の日。明日からは3月になります。今日から暖かくなりました。近所でも庭仕事をする人が増えました。昼間の光も強くなってきました。
2月の自分の俳句に関する課題は、『新版20週俳句入門』(藤田湘子著、角川書店)の第10週の内容、すなわち
- 上五に季語を置き、「や」で切る。
- 中七・下五はひとつながりのフレーズである。
- 中七・下五は、上五の季語とはまったくかかわりない内容である。
- 下五は名詞止めではなく、動詞、形容詞などを使う。
でした。
一応、この型を繰り返し練習したつもりなので、3月からは第11章の課題に入ります。それは、
- 上語を「や」以外の切字で切る。
です。これだけだと制約が強すぎて句ができない可能性が大きいので、3月は1月、2月に学んだ型を含めて詠んでいきたいと思います。
「春の日」を季語にした句を一つ。
「美しき春日こぼるる手をかざし」 中村汀女
中村汀女の有名な句です。なんとも美しい日常の情景です。中村汀女は明治後半に熊本で生まれ、昭和の後半まで活躍した女性俳人です。この人の句もいつかまとめて勉強したいと思います。