薄氷(うすらい)
2023年2月17日
「薄氷や人影のなき畑の道」
早朝に散歩してもまだ寒さが厳しく、田んぼの農道に人影はありません。水たまりは凍っています。今朝は公園の水道栓も凍って水が出ませんでした。そのかわり昼間は比較的暖かくなりました。明日と明後日は雨が降るとの天気予報です。
NHKの番組で笑福亭鶴瓶の『家族に乾杯』を見ていたら、岡山市が出ていて、その後編で歌手の森山良子さんがうちの近所を歩いているのを発見。番組中にぶどうのハウスを訪問するのですが、私の毎朝の散歩道ととても近いところです。その番組の中に出るコーラスグループのメンバーが妻の友達であることも判明。びっくりです。
今日の季語は「薄氷(うすらい)」。うすごおりと読んでもいいです。
「薄氷」を季語にした句を一つ。
「薄氷や住民票にわれ一人」 岡本眸
一人住まいのさみしさ。特に冬の寂しい時期にはこたえるでしょう。自分もひょっとしたら将来そうなるかもしれないという不安もあります。高齢者にはまさに薄氷を踏むような気持ちで生活している人が多いかもしれません。人生は短い。そして最後は寂しい。さてそうなる前に家族や友達を大事にして過ごしたいと思います。