花いちご
2023年3月3日
「花いちごやさしい風の金曜日」
今日は桃の節句、ひな祭り。今日の季語は「花いちご」。いちごの花です。去年買って1年楽しんだいちごの苗二つ。屋内で冬を越して、今年また花を咲かせました。いちごの苗を買って分かったのは、いちごの収穫を狙ってはだめということ。そこそこのいちごは出来ますが、市販のいちごとは比べられません。苗を育てて花を楽しんで、実を楽しんで、植物全体を楽しむものだということが分かります。丈夫で育てやすいので、水やりだけ気をつければ大丈夫です。
このいちごの鉢をスケッチしました。短時間で鉛筆スケッチし、さっと水彩で色付けしました。使ったのはホワイトワトソン水彩紙SMサイズです。
「花いちご」を季語にした句を一つ。
「幾畝の苺の花の月夜かな」 長谷川 櫂
私の近所の農家では苺はハウス栽培していますが、露地植えの農家もあります。畝に何かが植えられていてなんだろうと思ってよく見ると苺が色づいていたりします。露地植えだといろいろ虫がついたりするのではと心配しますが、どうなのでしょう。我が家で屋内で育てている苗も暖かくなったら試しに外にだしてみてもいいかもしれません。この句は苺畑の夜を詠んでいます。暖かくなった頃の月夜の苺畑も味わいがあります。