わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

冬いちご

2022年11月27日

 

「日当たりの部屋の一鉢冬いちご」

 

今日の季語は「冬いちご」。今日は昨日の新型コロナワクチン接種の影響で、体に力が入らない一日でした。昨日の夜まではこれまでより軽い副反応だなと思っていましたが、夜中に少し発熱し、解熱剤を飲んでやや落ち着き、それでもあまり熟睡できない夜でした。睡眠不足のせいもあって、今日は一日だらだらと過ごしました。

 

冬いちごは、冬に温室栽培しているものは該当しないそうですが、うちの場合は普段外に置いていた鉢植えを寒いので室内に取り込んだもので、多分冬いちごに当たるのだろうとおもいます。

 

冬いちごを詠んだ句をひとつ。

 

「力ある大地の恵み冬苺」      高浜虚子

 

素直な句です。冬の地面に植えられた苺の赤い実。ここでは赤い実とは言っていないのですが、そして我々ならつい赤い実と詠んでしまうと思うのですが、それは読者の想像に任せて、むしろ冬いちごを生み出す大地の豊かさに対して素直に感嘆しています。