わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

冬茜(ふゆあかね)

2022年11月26日

 

「何事も無く過ぎし日や冬茜」

 

今朝は一番に新型コロナワクチンの接種を受けました。5回目の接種で、オミクロン株対応の2価ワクチンです。今の所腕の痛みや発熱は無く、これまでの接種の中では一番副反応が少ない気がします。まだ今夜あたりに発熱があるかもしれませんが。

 

今日の季語は「冬茜」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「冬茜」を見てみました。

 

「夕焼けは夏の季語となっているが実は四季それぞれにあらわれ、各々の特徴を持っている。冬の夕焼けは鮮血のような赤さから一気に暮れて、最後はどず黒い凝った血の色となる。印象的な色彩である。」

 

なかなか印象的な説明です。「冬茜」を季語にした句をひとつ。

 

「冬茜金星はまだ一つ星」   森澄雄

 

とても綺麗な句です。夕空に金星が見えている。金星は宵の明星として知られています。日の入り後の西の空で輝きます。ゆっくり外に出て眺めてみたくなります。明けの明星の金星も日の出前の東の空に輝きます。