ピラカンサ
2022年11月15日
「深呼吸空に赤き実ピラカンサ」
今日の句はピラカンサ。これが季語かどうかは微妙で、まだ季語としては確定していないようです。でも冬に真っ赤な実をつけるこの植物はこの季節の風物詩。一応冬の季語として詠んでみました。
『花おりおり』(湯浅浩史文・矢野勇写真、朝日新聞社)でピラカンサを見てみました。
「ピラカンサはギリシャ語で火と棘(とげ)の意。棘をもつバラ科の常緑低木で、秋から春先まで鈴なりの赤い実が強く目を引く。中国名は火棘(かきょく)。その名で実を保湿用に配合した化粧品も売出し中。園芸的には原種数種とその雑種や品種がピラカンサとして扱われ、生け垣、庭木、鉢植えで楽しまれている。」
散歩道の公園にこのピラカンサの木があり、真っ赤な実が高いところに広がって見えました。思いっきり深呼吸して、気持ちのいい朝でした。