こんな本読んだことありますか? 『プーさんとであった日』(リンジー・マティック文、ソフィー・ブラッコール絵、山口文生訳、評論社)
2022年1月15日
「世界でいちばんゆうめいなクマのほんとうにあったお話」という副題のついた絵本です。表紙カバーのそでの部分に書かれた説明が、本書の内容の全てを語っています。
「世界じゅうで愛されているクマのプーさん。プーさんは、ほんとうにいたクマなんですよ!
ハリー・コールボーンという獣医師が、戦地にむかうとちゅうでであったいっぴきのコグマ、ウイニー。コグマは軍隊のマスコットとなり、やがて、海をこえてイギリスにわたります。ロンドン動物園にあずけられ、クリストファー・ロビンという少年となかよくなって・・・ そこから、名作「クマのプーさん」が生まれたのです。
世界一ゆうめいなクマさんのこころおどるこの物語は、2016年、すぐれた絵本に贈られるコールデコット賞に輝きました!」
絵本の命は、やはり絵だと思います。抑えた色調の素直な絵。子供に分かる単純化された描写。コグマと登場人物のやさしい表情の絵は、読者の印象に強く残ります。こういう歴史的なことがらを絵本にするというのも面白いです。
動物は、声、そして目や顔や体全体で気持ちを表します。それをちゃんと捉えて絵に仕上げる。それが動物の絵本作家のすごいところです。