わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

俳句

シシガシラサザンカ(寒椿)

2022年12月11日 「山茶花のつぼみ膨らむ夜明けかな」 普通のサザンカにかなり遅れてようやくシシガシラサザンカのつぼみが膨らんできました。シシガシラサザンカは別名寒椿。特に関東ではこの寒椿の呼び名が一般的のようです。 我が家の庭のシシガシ…

冬の雨

2022年12月10日 「空恨む鳥の声して冬の雨」 冬の雨のあとには寒波が控えています。年末に向かって日毎に寒さが増してきました。 今日は注文していた私製の卓上カレンダーが出来上がってきました。やはり嬉しいです。 スケッチカレンダー「里山の仲…

冬空

2022年12月9日 「冬空や散髪のたび知る齢い」 今日の季語は「冬空」。今日は月に1度の散髪の日。もう20年ぐらい通っている散髪屋さん。最近は散髪をするたびに白髪が増えたのと髪が減ったのが気になります。もうこれは老化に伴うことでどうしよう…

冬景色

2022年12月8日 「冬景色川辺りの街描きけり」 今日はグループのスケッチ会。木曜スケッチ会@岡山・烏城公園です。参加者は16名でした。晴天で最高気温15℃で絶好のスケッチ日和。岡山の烏城は最近天守閣の改修工事が終わり、新しい姿を見せていま…

枯尾花

2022年12月7日 「君の目に射られし朝や枯尾花」 昨晩はその前の晩のサッカー生中継テレビ観戦の寝不足を解消する快眠でした。夜中にトイレに立つこともなく、久し振りに熟睡しました。 今年6月の半ばから始めた俳句の一日一句。ほぼ6ヶ月が経ちまし…

寒菊

2022年12月5日 「寒菊や伸びし背のさき白き花」 今日の季語は「寒菊」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「寒菊・冬菊」を見てみました。 「菊の花期は思いのほか長い。霜が降りた庭に、なお咲き残っている菊を見ることもあ…

落ち葉

2022年12月4日 「黄昏の校庭に舞う落ち葉かな」 今日の季語は「落ち葉」。ちょうど今、あちこちで落葉のピークです。私は以前11月に「落ち葉」を詠んでいます。何度でも使いたくなる季語です。夕方、今日はずいぶん暗くなるのが早く、あわてて近く…

木枯(こがらし)

2022年12月3日 「木枯や採血室の人の列」 今日の季語は「木枯」。だいぶ冬めいてきました。昨日行った病院では血液検査を受けました。年に1回の定期検査です。この地域の基幹病院のひとつなので、採血室も20人ぐらいのスタッフが採血にあたってい…

日向ぼこ(ひなたぼこ)

2022年12月2日 「サッカーで寝不足の午後日向ぼこ」 今朝は3時半に起きて4時からの日本対スペインのサッカー試合をテレビで観戦しました。 前半は完全にスペインに押され気味の0−1。しかし後半日本は見違えるほど攻撃的になり、そして最後2−1で…

白菜

2022年12月1日 「白菜の葉の広がりのすこやかさ」 今日の季語は「白菜」。朝の散歩道で所々に白菜畑を見かけます。近寄ると、きれいな緑色の葉っぱが大きく広がって、寒い季節の太陽の光を懸命に集めようとしているその姿がとてもけなげです。 師走に…

冬めく

2022年11月30日 「冬めくやお好み焼きのイカと豚」 11月の最終日です。午後からぐんと寒くなりました。スーパーの魚売り場で新鮮なイカを売っていたので、それと豚肉、新しいキャベツを使って、今日のお昼はお好み焼きを作りました。今日の季語は…

鰯雲(いわしぐも)

2022年11月29日 「いつの日か危惧種となるや鰯雲」 松山市の俳句ポスト中級以上に兼題「鰯雲」で投句していた句が並選となりました。中級挑戦3回目でやっと入選です。この間しみじみ分かったのは、自分の俳句の力がまだまだ初級の入門者レベルだと…

冬薔薇(ふゆばら)

2022年11月28日 「冬薔薇や喪中はがきの届く午後」 今日の季語は「冬薔薇」。師走が近づいて、郵便ポストに喪中欠礼はがきが届くようになりました。宛名面を見て、誰からの喪中はがきなのかどきどきしながら裏返します。これまで年賀状を交換してい…

冬いちご

2022年11月27日 「日当たりの部屋の一鉢冬いちご」 今日の季語は「冬いちご」。今日は昨日の新型コロナワクチン接種の影響で、体に力が入らない一日でした。昨日の夜まではこれまでより軽い副反応だなと思っていましたが、夜中に少し発熱し、解熱剤…

冬茜(ふゆあかね)

2022年11月26日 「何事も無く過ぎし日や冬茜」 今朝は一番に新型コロナワクチンの接種を受けました。5回目の接種で、オミクロン株対応の2価ワクチンです。今の所腕の痛みや発熱は無く、これまでの接種の中では一番副反応が少ない気がします。まだ…

小六月

2022年11月25日 「庭を掃く肩に日射しや小六月」 今日の季語は「小六月」。俳句歳時記によると、小春・小春日和と関連する冬の季語です。 今日はとても暖かく過ごしやすい一日でした。朝から庭掃除と部屋の掃除をして午前中がつぶれました。昼食を作…

「落ち葉かき」

2022年11月23日 「朝焼けやここもあそこも落ち葉かき」 今日の季語は「落ち葉・落ち葉かき」。今盛んに落葉樹が落葉しています。その落ち葉の片付けはかなり大変。うちの庭の木の中にも落葉するものがあり、週に1回は落ち葉かきが要ります。今は勝…

小春日

2022年11月21日 「小春日やデッキチェアーに午後の風」 今日の季語は「小春日」。今日は暖かくなりました。まさに小春日和。外に置いていた鉢植えの観葉植物を室内に取り込んで、そのあと簡単な庭掃除をしました。植木の落ち葉がだいぶたまっており…

冬日

2022年11月20日 「林間に広がる光冬日かな」 今日の季語は「冬の日・冬日」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「冬の日・冬日」を見てみました。 「時候として冬の一日をさす場合と天文として冬の陽光をさす場合がある。冬…

山茶花(さざんか)

2022年11月19日 「山茶花や何もせぬ間に日は落ちぬ」 今日の季語は「山茶花」。日がずいぶん短くなりました。朝6時に部屋のカーテンを開けると外はまだ暗いまま。そして夕方は4時頃には日が傾き始め、5時を過ぎるとあっというまに暗くなります。…

冬の星

2022年11月18日 「冬星や空に煌(きら)めくドロップス」 今日の季語は「冬の星」。俳句を詠むにあたり、外に出て夜空の撮影に挑戦しました。しかし、周りの人家から漏れる光の影響で撮影は困難。やむを得ずよく輝いて見える星一つだけを撮りました…

冬ざれ

2022年11月17日 「冬ざれて寝場所はありや野の子猫」 今日の季語は「冬ざれ」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「冬ざれ・冬ざるる」を見てみました。 「古語の『冬されば』(冬が来たのでの意)の明らかな誤用であるが、…

初時雨(はつしぐれ)

2022年11月16日 「雲間より光の帯や初時雨」 今日の季語は「初時雨」。今日の午後、少しだけスケッチをしたくなり備中国分寺へ。しかしあいにく車の運転中に小雨が降り出しました。現地に着くと雨は上がったもののぐんぐん寒くなりました。1時間ほ…

ピラカンサ

2022年11月15日 「深呼吸空に赤き実ピラカンサ」 今日の句はピラカンサ。これが季語かどうかは微妙で、まだ季語としては確定していないようです。でも冬に真っ赤な実をつけるこの植物はこの季節の風物詩。一応冬の季語として詠んでみました。 『花お…

枇杷の花(びわのはな)

2022年11月14日 「穏やかな日の続きおり枇杷の花」 今日の季語は「枇杷の花」。冬の季語です。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「枇杷の花」を見てみました。 「重なり合う大きな葉の間から、十一月頃になると褐色の毛にお…

初冬(はつふゆ)

2022年11月13日 「初冬や手作り決めしカレンダー」 今日は朝から雨。今日は岡山市で3年ぶりに岡山マラソンが開催されましたが、ランナーの皆さんにはあいにくの雨でした。それでも小雨で、時々降る程度だったので大丈夫だったのではないかと思いま…

落ち葉

2022年11月12日 「落ち葉踏む静かに朝日輝けり」 今日の季語は「落ち葉」。朝の散歩道で落ち葉が沢山積もっています。かなりの厚さになっていて、そこを歩くとフワフワと気持ちがよく、うれしくなります。朝日も輝いていました。今日までは暖かい天…

冬の朝

2022年11月11日 「健やかな白き月見る冬の朝」 先日の皆既月食の騒ぎが終わって、今朝は西の空に普通の白い月が見えていました。静かな青空に美しい月です。 今日の季語は「冬の朝」。まだ冬とは言えないような暖かい朝。外をゆったりした気分で歩い…

木曜スケッチ会@備中国分寺五重塔(岡山県総社市)

2022年11月10日 「冬浅し五重塔の吉備路ゆく」 今日はスケッチ会で岡山県総社市の備中国分寺の五重塔を描きました。今日のスケッチ会参加者は14名。初冬とは思えない暖かさで、最高気温は22℃。快適なスケッチ日和でした。 旧山陽道沿いの民家の…

小春空

2022年11月9日 「ポッキーも値上がっており小春空」 今日の季語は「小春空」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「小春」を見てみました。 「陰暦十月の異名。現在の十一月頃をいう。移動性高気圧におおわれて風も穏やかで気…