わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

落ち葉

2022年11月12日

 

「落ち葉踏む静かに朝日輝けり」

 

今日の季語は「落ち葉」。朝の散歩道で落ち葉が沢山積もっています。かなりの厚さになっていて、そこを歩くとフワフワと気持ちがよく、うれしくなります。朝日も輝いていました。今日までは暖かい天気で、明日は一転雨になります。

 

『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「落葉」を見てみました。

 

「落葉樹は、冬になるとすべての葉を落とす。とめどなく木の葉の散るさまは感傷を誘い、降り積もった落葉には懐かしい匂いがある。柿落葉のように、個々の名を冠した言い方もする。」

 

「落ち葉」を季語にした句一つ。

 

「わが歩む落葉の音のあるばかり」    杉田久女

 

わかりやすい句です。しかし、同じことを感じてもなかなかこうは詠めない。声に出して読んでみても、とても素直に読めます。こういう飾らない素直な句が詠めたらいいですね。