わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

落ち葉

2022年12月4日

 

「黄昏の校庭に舞う落ち葉かな」

 

今日の季語は「落ち葉」。ちょうど今、あちこちで落葉のピークです。私は以前11月に「落ち葉」を詠んでいます。何度でも使いたくなる季語です。夕方、今日はずいぶん暗くなるのが早く、あわてて近くの小学校の校庭まで歩いてでかけました。運動場の中にも落ち葉が舞っている状況を予想して、予め句を用意して出かけましたが、行ってみると、運動場の中は綺麗に掃除されていて落ち葉はなく、周囲の植木の下に落ち葉がたまっているだけでした。子どもたちが普段から掃除しているのかもしれません。

 

「落ち葉」を季語にした句を一つ。

 

「大木の落葉を仰ぐ五六人」   橋本鶏二

 

五六人の人達が大きな木の落葉を下から眺めている様子を詠んでいます。はらはらと風に乗って落ち葉が舞っているのが目に見えるようです。何も詳しい説明をしていないのに、イマジネーションがどんどん広がります。