枯尾花
2022年12月7日
「君の目に射られし朝や枯尾花」
昨晩はその前の晩のサッカー生中継テレビ観戦の寝不足を解消する快眠でした。夜中にトイレに立つこともなく、久し振りに熟睡しました。
今年6月の半ばから始めた俳句の一日一句。ほぼ6ヶ月が経ちました。そのため、このブログもタイトル通りに行かず「俳句ブログ」に変わってしまいましたが、今年中(あと20日あまり)はこのペースで行きたいと思います。お許しください。
俳句を始めて思うのは、句を詠むと心の微妙なバランスが保てるということです。1日ごとに区切りがついて、自分の心の軌跡を短い17音に残せる満足感。これはやはりいいです。
今日の句は、毎日の朝の散歩で出会うメス猫のミケちゃんのことを詠みました。推定2歳。かわいい猫です。
「枯尾花」を季語にした句を一つ。
「馬の尾に折られ折られて枯尾花」 正岡子規
お、お、お、お、と「お」音が続きます。リズムがいいです。句が詠まれた状況も鮮明に伝わってきます。もう現代では馬に会うことは稀ですが、一昔前には農耕馬があちこちに見られたのでしょう。何か懐かしい風景を眺めているような、そんな気分にさせられます。