わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

小春日

2022年11月21日

 

「小春日やデッキチェアーに午後の風」

 

今日の季語は「小春日」。今日は暖かくなりました。まさに小春日和。外に置いていた鉢植えの観葉植物を室内に取り込んで、そのあと簡単な庭掃除をしました。植木の落ち葉がだいぶたまっており、時々掃除をしないと見苦しい感じになります。これからしばらく週1回ぐらいのペースで掃除が必要です。

 

春先の球根はだいたい植えたし、緩効性肥料もあげたし、あとは時々温かい日に水をやるぐらいでいいでしょう。うっとうしい夏の蚊がいなくなったので、草抜きも時々やりたいと思います。冬は庭の管理は比較的楽です。

 

庭の山茶花が開花しました。温かい日はデッキチェアーに座って窓からのんびり外を眺めるのが楽しみです。

 

「小春日」を季語にした句を一つ。

 

「小春日や潮より青き蟹の甲」    水原秋桜子

 

視覚的にとても綺麗な句。蟹の青い甲羅が目に浮かびます。こんな鮮明な色をリアルに詠めるのはすごい!「潮より青き」が海の色や海の波音まで想像させます。海岸で蟹は生きて動いているのか、それとも魚市場で蟹を見て詠んだのかわかりませんが、いずれにしても想像が膨らみます。詠む人の想像をいろいろとかきたてる句が秀句なんでしょうね。