わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

十月

2022年10月3日

 

「十月や庭に季節の鳥戻る」

 

今日の季語は「十月」。今日詠んだ季節の鳥とはヤマガラです。秋になりヤマガラが庭に帰って来ました。

 

野鳥図鑑によると、ヤマガラはスズメ目・シジュウカラ科。留鳥または漂鳥です。おもに常緑広葉樹の林につがいで暮らし、山地で繁殖するものは、ふもとの林や雑木林で冬を過ごします。シジュウカラ類の中では一番派手な姿をしています。

 

確かに綺麗な色です。背と腹はオレンジ色。頭とくちばしの下は黒。頬は白です。さえずりはおなじみの「ツツピーツツピーツツピー」。最近ひまわりの種を買ってきて庭の木にぶらさげた容器に入れていて、それをつつきに来ます。これからの季節、鳥を写真に撮ってスケッチするのが楽しみです。

 

「十月」を季語にした句を二つ。

 

「十月の山森閑と牛を飼ふ」        古賀まり子

「十月のさびしき頬にふれしのみ」     小沢信男

 

第1句。いい季節の山の牧場でのんびり牛を飼っています。山の静けさとゆったり感が伝わってきます。第2句。私の尊敬する小沢信男さんの句。さびしき頬とは誰の頬なんでしょうね。小沢さんはこんなロマンチックな句を作るんだと驚きました。

 

今日のスケッチ

アルシュ水彩紙 荒目 SM

鉛筆とホルベイン水彩絵の具