わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

白菜

2022年12月1日

 

「白菜の葉の広がりのすこやかさ」

 

今日の季語は「白菜」。朝の散歩道で所々に白菜畑を見かけます。近寄ると、きれいな緑色の葉っぱが大きく広がって、寒い季節の太陽の光を懸命に集めようとしているその姿がとてもけなげです。

 

師走に入って、食事でも白菜を使ったメニューが増えてきました。鍋物などには欠かせない野菜です。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「白菜」を見てみました。

 

「中国原産で、わが国には明治時代に渡来。卵形の葉が固く結球し、柔らかい葉と白い肉厚の葉柄の部分を食べる。漬物に鍋物に、冬の食卓には欠かすことができない。」

 

「白菜」を季語にした句を一つ。

 

「高原を立つ白菜の満載車」   北本敏子

 

ちょうど高原の畑で白菜が沢山収穫の時期を迎えたのでしょう。素直な情景描写句です。絵になりそうな情景です。