わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

「木の実・ドングリ」

2022年9月25日

 

「風さやか道にドングリ二つ三つ」

 

今日の季語は「木の実・ドングリ」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「木の実・ドングリ」を見てみました。

 

「樫、椎など、固い皮をもついわゆる団栗類の総称。椎の実というように、個々の名を冠してもよい。こぼれるように降ってくるさまを『木の実雨』『木の実時雨』などど形容する。」

 

散歩道にドングリが落ちるようになりました。これからますます増えるでしょう。本格的な秋の到来です。

 

「木の実・ドングリ」を季語にした句を一つ。

 

「よろこべばしきりに落つる木の実かな」    富安風生

 

ドングリを見つけると嬉しくなります。そうしてドングリを拾っていると、次々に風に吹かれてドングリが落ちてくる。そんな情景が目に浮かびます。