わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

冬の雨

2022年12月10日

 

「空恨む鳥の声して冬の雨」

 

冬の雨のあとには寒波が控えています。年末に向かって日毎に寒さが増してきました。

 

今日は注文していた私製の卓上カレンダーが出来上がってきました。やはり嬉しいです。

スケッチカレンダー「里山の仲間たち」というタイトル。12枚の野猫と野鳥のスケッチ。朝の散歩道でデジカメを向けて対象物を撮影し、あとでその写真を見ながら水彩でスケッチしました。コロナ禍で遠くにスケッチ旅行に行くことができず、代わりに自宅の周りの生き物をスケッチしてきた3年間でした。

 

1年後の来年の年末にも、できればまた新しいカレンダーを作りたい。これが次の目標です。小さな目標を少しずつクリアーしていく喜びを感じます。季節ごとに植物や動物をじっくり観察していくのは楽しいし、やりがいがあります。ちょっと大げさかもしれませんが、日々の地域の生態系の観察がやがてその生態系の保全に役立つかもしれません。

 

「冬の雨」を季語にした句を一つ。

 

「つきあたり寺の土塀や冬の雨」   京極杞陽

 

何ということはない情景を詠んでいますが、じわじわと雰囲気が伝わってきます。寺の土塀に向かう小道。冬の雨という季語が生きている句だと思います。