わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2022年8月31日 「秋梨やもう死んでもと思う朝」 今日の季語は「梨」。今日の句は、このまま死んでもいいと思うぐらいおいしい梨を今朝食べたという句。もう死にたいと思っているわけではないのでご安心を。私が育った鳥取県は二十世紀梨の産地。子供…

無花果(いちじく)

2022年8月30日 「無花果や嵐の前を走る雲」 今日の季語は「無花果」。今日行ったスーパーにも売っていた。西洋いちじくだ。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「無花果」を見た。 「原産地はアラビアといわれ、江戸時代に渡来…

青栗

2022年8月29日 「青栗や児童ら向かう始業式」 今日の季語は「青栗」。まだ成長過程の青いイガの栗だ。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「栗」を見た。 「栗は古代から食用にされており、栽培が盛んである。針状の毬(いが)…

爽やか

2022年8月28日 「爽やかやジョギングの人日曜日」 今日の季語は「爽やか」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「爽やか」を見た。 「本来は季節と関係ないが俳句では季節の言葉とされるものに、春の『麗か』『長閑(のど)か…

秋晴れ

2022年8月27日 「秋晴れや誕生ケーキチョコレート」 今日の季語は「秋晴れ」。さすがに8月だとまだ秋晴れという感じはないが、今日は家族の誕生日を祝ったので明るい季語にした。季語の力を信じるとはこのことだろう。『今はじめる人のための俳句歳…

秋澄む

2022年8月26日 「秋澄むや眼下に見える里景色」 今日の季語は「秋澄む」。ネットの記事で「秋澄む」を見た。 「秋の澄んだ大気をいう。この時期、大陸上空の乾燥した冷たい空気が流れ込むため、遠くまで澄み渡る。目に映えるものだけでなく、ものの音…

稲の花

2022年8月25日 「稲の花匂いゆかしき朝の風」 今日の季語は「稲の花」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「稲」を見た。 「稲作の歴史ははるか太古にさかのぼるが、いまもなお日本人は米を主食とし、稲作が文化の根底を支え…

秋めく(初秋)

2022年8月24日 「秋めくや瓦を濡らす夜半(よわ)の雨」 今日の季語は「秋めく(初秋)」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「秋めく」を見た。 「秋を三期に分けた最初の一ヶ月。時期としては八月ということになるがこれは…

残暑

2022年8月23日 「やーれやれ母のため息残暑かな」 今日の季語は「残暑」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「残暑」を見た。 「立秋となってもまだ暑さは厳しくこれを残暑という。二十四節気の処暑(8月23日頃)はこの時…

秋の雲

2022年8月22日 「秋の雲高校野球終わりけり」 今日の季語は「秋の雲」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「秋の雲」を見た。 「澄んだ秋の青空に映える特徴的な雲の一つは白い小石を並べたような巻積雲や高積雲で、海原に群…

露草

2022年8月21日 「つゆ草や山裾までも雲の中」 今日の季語は「露草」。秋の季語だ。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「露草」を見た。 「繁殖力旺盛で、道端や小流れのほとりなどに群生する。茎が地を這うようにしてひろがり…

稲妻(稲光)

2022年8月20日 「稲妻やコーヒーカップの白き肌」 今日の季語は「稲妻(稲光)」。今日の午後、雷が鳴り空が急に暗くなった。ぽちぽちと雨が落ちてきたので、洗濯物を取り込んで本格的な雨を待った。しかし、雷雲はそれほど大きく発達しないで行き過…

2022年8月19日 「彼方より風吹き渡る真葛原」 今日の季語は「葛」。今あちこちに葛が繁茂している。これを目にすると植物の強い生命力を感じる。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「葛」を見た。 「葛は繁殖力が強く、長い蔓…

新涼(しんりょう)

2022年8月18日 「新涼や細(ほそ)路地めぐる豆腐売り」 今日の季語は「新涼」。だいぶ涼しくなった。「新涼」とは秋になってから感じる涼しさのこと。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「新涼」を見た。 「『涼し』が夏の季…

秋蝉(しゅうせん)

2022年8月17日 「秋蝉やしずかに暮るる里のみち」 今日の季語は「秋蝉(しゅうせん)」。秋の蝉だ。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「秋蝉」を見てみた。 「単に蝉といえば夏の季語だが、ひぐらしや法師蝉は秋。発生の時期…

木槿(ムクゲ)

2022年8月16日 「雨脚に白花落とす木槿かな」 今日の季語は「木槿(ムクゲ)」。秋の季語だ。夏の盛りを過ぎたらしく、激しい雨の日が増えた。木槿が今が盛りと咲いているが、強い雨で花を落とす。もともと一日花なので、朝咲いて夕方には花が終わる…

終戦日

「終戦日つかれて深くねむる午後」 今日の季語は終戦日。今日8月15日は77回目の終戦記念日だ。私には戦争の記憶はない。しかし、戦後間もない生まれなので日本の貧しい暮らしは経験した。幼い頃から戦争は絶対やってはいけないと教えられた。親の世代の…

盆休み

2022年8月14日 「散歩道猫にも有りや盆休み」 今日の季語は「盆休み」。世の中はお盆の三日間は休みとなり、墓参りになどに出かける。我が家では島根県と福岡県への墓参りには新型コロナでもう3年も行っていない。 そうは言ってもこの時期は故人を偲…

柘榴(ザクロ)

2022年8月13日 「朝の路色づき肥える柘榴(ザクロ)かな」 今日の季語は「柘榴(ザクロ)」。秋の季語だ。柘榴を詠んだ句は多い。昔から人々に親しまれてきた。柘榴の実は、はじけて割れる前も割れた後も絵になる。絵かきも好んで描いてきた。実は甘…

枝豆

2022年8月12日 「枝豆や茹(ゆ)でて悩まし塩加減」 今日の季語は「枝豆」。俳句歳時記の「枝豆」の項を以下そのまま載せる。 「大豆のいまだ十分に熟していない青いもので、塩を加え莢のまま茹でて中の青い種を食べる。噛むとやわらかくわずかに甘み…

秋暑し

2022年8月11日 「秋暑し暫し(しばし)経口補水液」 今日の季語は「秋暑し」。水分補給が欠かせない毎日だ。一番よく飲むのは単なる水。次は牛乳。そして食事時のお茶。お茶はほうじ茶か玄米茶だ。食事の間に時々コーヒーや紅茶。コーヒーはもともと…

白桃

2022年8月10日 「白桃やすする口より果汁落つ」 今日の季語は「白桃」。秋の季語だ。私の住む辺りは岡山の清水白桃の産地。あちこちに桃の木がある。清水白桃は贈答用だと10個入りで1万円以上もする。しかし、地元のスーパーや野菜直販店には規格…

長崎原爆忌

2022年8月9日 「想うより行こう長崎原爆忌」 今日の季語は「原爆忌」。今日は長崎の平和記念日。午前中10時半からNHKの中継で平和式典を見た。田上長崎市長の平和宣言は素晴らしかった。この人の話は何時聞いても心にしみる。岸田首相の挨拶も、核兵…

秋に入る

2022年8月8日 「秋に入り筆とパレット洗いけり」 今日の季語は「秋に入る」。昨日は立秋だった。昨日、西日が強烈だったので「大西日」という夏の季語で俳句を作ってTwitterに投句したが、見てくれる人の反応がいつもと違って鈍かった。どうしたのかな…

大西日

2022年8月7日 「断捨離や部屋片付かず大西日」 今日の季語は「大西日」。夏の西日が強いことをさす。 今日は立秋。暦の上で秋が始まる日だ。天気が不安定で昼前にザーと雨が降ったが、午後は夏の暑い日差し。今朝は町内の廃品回収で古新聞やダンボール…

原爆忌

2022年8月6日 「ドーム行き市電満員原爆忌」 今日は広島平和記念日。朝の平和記念式典のテレビ中継を見た。今年の8月6日も暑い。数年前に式典に出席するために広島に行った日のことを思い出した。朝早い新幹線自由席は人で一杯だった。広島駅で降り…

なす

2022年8月5日 「島原の麺をゆがいてなすそうめん」 今日の季語は「なす」。夏の季語だ。なすは夏の料理には欠かせない。同じ時期に採れるきゅうりに比べて、茄子を使った料理レシピーは断然多い。油とよく合う。どんなふうに料理してもあっさりとおい…

暑し、夏

2022年8月4日 「君はニャー僕暑いニャー猫散歩」 今日の季語は暑しと夏。どちらも何度も使いたくなる。 朝の散歩道で猫に会う。「ニャー」と挨拶してくれる。こちらも「暑いニャー」と応える。もう長い付き合いだ。どこかの飼い猫なのか、野猫なのか分…

夏まひる(夏真昼)

2022年8月3日 「夏まひる湖底の貝もゆだりけり」 今日の季語は「夏まひる(夏真昼)」。まさに夏そのものを示す季語だ。 昨日スーパーで久しぶりにしじみを見かけた。しかしわずか2パックしかなかった。私のふるさと島根県宍道湖産の大和しじみだ。ヤ…

夏の夕

2022年8月2日 「子蜘蛛にも水をやりたし夏の夕」 今日の季語は「夏の夕」。夕方、日が傾くとやや暑さが和らぎ、ほっとする。夕立でもざっと降ってくれると嬉しいのだが、その気配はない。今日も猛烈な暑さだった。全国のどこかで日本の過去最高気温を…