わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

爽やか

2022年8月28日

 

「爽やかやジョギングの人日曜日」

 

今日の季語は「爽やか」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「爽やか」を見た。

 

「本来は季節と関係ないが俳句では季節の言葉とされるものに、春の『麗か』『長閑(のど)か』と、秋の『爽やか』『冷(すさ)まじ』がある。『爽やか』は秋の日の晴れわたった日の爽快感をいう。」

 

今朝は涼しかった。うれしくなる。日曜日なので、いつもの散歩道で親子でジョギングする人や親子でサイクリングする人がいた。私も自転車のタイヤに空気を入れて、いつでもぶらりと近くにでかけられるようにしておきたい。

 

「爽やか」を季語にする句を載せる。

 

「爽やかに日のさしそむる山路かな」     飯田蛇笏

「爽やかや風のことばを波が継ぎ」      鷹羽狩行

「味噌汁に生姜の匂ひ爽やかな」       小松崎爽青

 

第1句。気持ちよさそうな山歩き。朝日が差してきたのだろう。第2句。海岸で海を見ている。風が吹いて波が立っているのが見える。うまいなあ。絵になりそうな句だ。第3句。こんな日常の料理も句になる。味噌汁。そしてさわやかな生姜の香り。納得がいく。