わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

水仙(水仙花)

2023年1月11日 「友からの手術の知らせ水仙花」 今日の季語は水仙花。冬の季語で、今まさに咲こうとしています。私の友達は皆70歳前後の高齢者です。そろそろ体調の異変に悩む年齢です。新型コロナの死者がこのところ増えていて、ほとんどが高齢者…

初写真

2023年1月10日 「初写真三毛にキジトラ茶トラかな」 正月に朝の散歩道で猫友達と出会い、新年挨拶と記念撮影をしました。三毛、キジトラ、茶トラ、黒、白黒。彼らが私の絵のモデルです。今年も彼らの姿と小鳥たち、それに散歩道の木々や野草などをス…

成人の日

2023年1月9日 「成人の日の国立やオーレの輪」 今日は成人の日。東京の国立競技場では午後2時から高校サッカー決勝 岡山学芸館—京都東山の試合がありました。テレビで中継されていたので地元の岡山学芸館を応援すべく観戦。 前半は京都東山がボールを…

松過ぎ

2023年1月8日 「松過ぎて今日は得意のカツカレー」 昨日玄関の松飾りを取りました。鏡開きはすでに早めに終わりました。もちにカビが生えるので早めに回収。町内のどんど焼きは新型コロナの影響で今年も中止。したがって、正月の行事はすべて終わりま…

七日(なぬか)

2023年1月7日 「奈良名物葛菓子食べし七日かな」 スケッチ会のメンバーで昨年奈良市に移って行ったFさんが奈良の名物を送ってくれました。葛餅です。それでこれを俳句に詠もうとした時、葛餅が夏の季語であることを知りました。仕方なく、葛餅を葛菓子…

年始め

2023年1月6日 「年始めメール一行気持ち込め」 今日の季語は「年始め」。今は手紙やはがきに代わってメールのやりとりが普通になりました。新年は普段メールをもらわない海外の友人からのメールも受け取る機会があり、一行一行丁寧に慎重に文章を書き…

読初(よみぞめ)

2023年1月5日 「読初や武田百合子の富士日記」 今日の季語は「読初」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「読初」を見てみました。 「恋愛小説であれ、推理小説であれ、書物を正月はじめて繙く(ひもとく)ことである…

四日

2023年1月4日 「ゆっくりとやる気増したる四日かな」 今日は正月四日。世の中は仕事始め。元日から始まり、二日、三日、四日、五日、六日、七日は皆それぞれ季語になります。関東では元日から七日までが松の内。関西では十五日までです。この期間中は…

初茜(はつあかね)

2023年1月3日 「おごそかに山輝けり初茜」 今朝の散歩道で見た風景。近くの山が朝日を浴びて茜色に輝いていました。それで今日の句の季語は「初茜」です。 『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「初茜」を見てみました。 …

初暦

2023年1月2日 「初暦めざす一日一句かな」 今日の季語は「初暦(はつごよみ)」。昨年暮れに自家製のカレンダーを初めて作りました。自分の水彩スケッチを使っています。絵のモチーフは毎朝の散歩で出会う野猫たちと小鳥たち。絵の写真を12ヶ月12…

初詣

2023年1月1日 「初詣備前一宮徒歩の道」 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今日は恒例の初詣。近所の備前一宮・吉備津彦神社へ出かけました。近所と言っても徒歩で片道1時間。往復2時間の道です。年の初めに…

年越し

2022年12月31日 「年越しや空黄昏(たそがれ)の色を帯び」 いよいよ大晦日。寒さは和らぎ、穏やかな年越しとなりました。俳句を始めて半年。何とかここまで来ました。1日の午後平均1時間ぐらいはその日の句をひねり出すための時間になります。こ…

門松立つ

2022年12月30日 「門松立つ家の片づけ済まぬまま」 時間が経つのが本当に早い。この数日、年末の片づけを予定していたのに、予定の半分もこなせないまま今年も幕切れになりそうです。昨日はエアコンの掃除をしました。これが結構時間をとられて大変…

俳句ポスト365

2022年12月29日 今年は新たに俳句を始めました。6月からは一日一句に挑戦。このブログとTwitterで拙句を紹介しています。その関係で、今年最も熱心にくり返し読んだ本は、『新版20週俳句入門』(藤田湘子著、角川書店)と『今はじめる人のための…

御用納め

2022年12月28日 「田仕事の御用納めや煙立つ」 今日は御用納め。会社や官庁と違い、農家には御用納めなどないのかもしれませんが、近所の農家を見ると何となく師走の片付けムードが漂っていました。きれいに手の入った畑は見ていても気持ちのいいも…

寒ブリ

2022年12月27日 「スーパーに寒ブリどどっと並びけり」 今日の季語は「寒ブリ」。スーパーに買い物に行ったら、正月用の食品が並びはじめていました。鮮魚コーナーには寒ブリの切り身がズラッと並んでいました。正月のお雑煮用に必ず必要なのがこの…

餅つき

2022年12月26日 「立ちのぼる湯気や餅つき始まりぬ」 今日の季語は「餅つき」。今朝、もち米をといで餅つき機(正確にはパン焼き器)で餅をつきました。例年、鏡餅を含めて何度か餅つき機のお世話になります。餅つき機は好きな時に餅を作れるので便…

冬の日

2022年12月25日 「午後まぶた閉じれば冬の日のなごり」 今日の季語は「冬の日」。今日の句では「日」ではなく「陽」の方が適当かもしれません。午後の南向きの部屋に日がさして、冬なのでわずか1、2時間ですが、暖かい時間があります。思わず目を…

クリスマス

2022年12月24日 「野猫らと分かつ喜びクリスマス」 今日の季語は「クリスマス」。俳句歳時記を見るまでもなく、クリスマスはキリストの生誕を祝うキリスト教最大の祭日です。今日はそのイブ。日本でもホワイトクリスマスを迎える地域が多いことでし…

年の暮れ

2022年12月23日 朝起きると屋根や道路にうっすらと雪。道はところどころ凍っていて、歩くと滑りやすくなっていました。岡山市はまだこんな状態ですんでいますが、隣県の広島市や四国の高知市では今日は記録的な雪だったようです。 今日は倉敷市の病…

寒波

2022年12月22日 「スケッチの筆先鈍る寒波かな」 今日は今年最後のグループスケッチ会。木曜スケッチ会(岡山)@岡山烏城公園でした。寒さは覚悟で、その準備はしていましたが、いきなり想定外の氷雨。そしてじわじわと凍りつく寒さ。この冬一番の…

マフラー

2022年12月21日 「マフラーや散歩の人と猫談義」 猛烈に寒くなりました。庭の植物の葉が寒さで縮こまっています。うちの猫も急な寒さで体調を崩しました。慌ててエアコンの暖房温度を上げ、猫の寝場所であるソファーに敷いている電気アンカの温度も…

木曜スケッチ会@岡山烏城公園

2022年12月20日 12月22日(木)は今年最後の木曜スケッチ会(岡山)です。新型コロナの第8波が全国的に勢いを増していますので、十分感染対策を取ってご参加ください。 日時:12月22日(木)9:30〜12:30 集合場所:岡山県立図書館…

寒空

「寒空や日暮れの部屋に灯もつけず」 今日の季語は「寒空」。今日は今年一番の寒さ。日本列島の日本海側では大雪です。日が暮れるのが早いので、ぼんやりと窓越しに外を眺めているといつの間にか日暮れの時間になってしまいます。 この季節の夕暮れは何とな…

寒椿

2022年12月18日 「君の姿目で追う朝や寒椿」 今日は岡山市は初雪。全国的に強い寒波に見舞われ、冬に雪が殆ど降らない当地でも雪となりました。雪は屋根や道路にうっすらと積もる程度ですが、気温が低いので日中もしばらく溶けませんでした。 今朝は…

賀状書く

2022年12月17日 「若き日の友懐かしや賀状書く」 今日の季語は「賀状書く」。この五音で一つの季語です。年賀状を書こうか止めようか、いろいろ悩みながら、結局今年も書き始めました。形だけの年賀状の交換になっている人も多いので、その人達に対…

凍星(いてぼし)

2022年12月16日 「凍星や庭の鉢植え軒下に」 今日の季語は「凍星」。これからの季節にふさわしい季語です。夜間から明け方にかけて凍りつくような寒さになりました。庭や玄関先に置いている鉢植えの植物を軒下に移しました。軒下だと北風や霜や雪を…

冬夕焼

2022年12月15日 「冬夕焼け隣家の屋根のシルエット」 今日の季語は「冬夕焼け」。日暮れを迎えた部屋でライトをつけずに夕空を眺めていると、何となく感傷的な気分になります。人生にはいろいろなことがある。しかし人生は何しろ短い。あっという間…

白鶺鴒(ハクセキレイ)

2022年12月14日 「吹く風やハクセキレイの声かすか」 今朝の散歩道でハクセキレイを見かけました。カップルで仲良く地面を移動していました。 俳句では鶺鴒(セキレイ)は秋の季語。キセキレイ、セグロセキレイなどが俳句に詠まれます。一方ハクセキ…

紅葉

2022年12月13日 「二つ三つ紅葉残して大樹立つ」 寒くなって来ました。木々の紅葉もほとんど落ちていますが、なかにはまだ二つ三つ紅葉をつけたままの木もあります。明日は強い寒波で強風が吹く予報なので、これらの木も全部葉を落とすでしょう。い…