水仙(水仙花)
2023年1月11日
「友からの手術の知らせ水仙花」
今日の季語は水仙花。冬の季語で、今まさに咲こうとしています。私の友達は皆70歳前後の高齢者です。そろそろ体調の異変に悩む年齢です。新型コロナの死者がこのところ増えていて、ほとんどが高齢者だと言われています。そうか高齢者か、と一瞬他人事のように感じるのですが、よく考えると自分も正真正銘の高齢者。気をつけないといけないです。
水仙を季語にした句をいくつか。
「静かさや水仙のみの飾棚」 小崎淳子
「校庭の水仙しんと授業中」 高澤良一
「水仙の初花一本目の香気」 高澤良一
水仙はしんと静かな風情が印象的です。その印象をこの3句とも見事に詠んでいます。
私の句も手術を静かに待つ友の心境に沿って、水仙花がぴったり来そうな気がしてこれを季語に選びました。やはり季語が力をもつというのは本当です。