わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

餅つき

2022年12月26日

 

「立ちのぼる湯気や餅つき始まりぬ」

 

今日の季語は「餅つき」。今朝、もち米をといで餅つき機(正確にはパン焼き器)で餅をつきました。例年、鏡餅を含めて何度か餅つき機のお世話になります。餅つき機は好きな時に餅を作れるので便利です。

 

子供の頃は町内で臼と杵を使って餅をつきました。正月前の一大イベントでした。子どもたちが沢山見守る中で、女性がもち米を洗って蒸し、それを若い男性が交代でつく。もうそんな光景は特別の催しでも無い限り見なくなりました。寂しいですね。

 

今日の昼はこの餅を使った雑煮。人参、白菜、しめじ、鶏もも肉、ねぎ、豆腐を使い、味付けはゆず醤油です。つきたての餅の美味しさは格別でした。

 

「餅つき」を季語にした句を一つ。

 

「にぎやかに餅搗いている隣かな」   宇田零雨

 

まさになつかしい昔の風景です。