わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

寒ブリ

2022年12月27日

 

「スーパーに寒ブリどどっと並びけり」

 

今日の季語は「寒ブリ」。スーパーに買い物に行ったら、正月用の食品が並びはじめていました。鮮魚コーナーには寒ブリの切り身がズラッと並んでいました。正月のお雑煮用に必ず必要なのがこのブリの切り身です。まだ客の数はそれほど多くはないのですが、店内では師走の慌ただしさを感じました。

 

今日は家の周りの落葉の掃除と溝掃除。そして垣根の木の剪定。歳のせいか1時間もしないうちに疲れてきたので、また明日以降に続けて作業をします。家の中のエアコンの掃除も予定しています。

 

寒ブリ・ブリ」を季語にした句をひとつ。

 

「鰤網を越す大浪の見えにけり」   前田普羅

 

今は養殖のブリを食べるのが普通だと思いますが、昔は産卵期の冬に沿岸にやってくるところを定置網などで捕らえた、と俳句歳時記には書いてあります。作者は現場でブリ漁を見て、冬の海の様子を写実的に詠んでいます。そのダイナミックな情景が見事に描かれていると思いました。