わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

寒波

2022年12月22日

 

「スケッチの筆先鈍る寒波かな」

 

今日は今年最後のグループスケッチ会。木曜スケッチ会(岡山)@岡山烏城公園でした。寒さは覚悟で、その準備はしていましたが、いきなり想定外の氷雨。そしてじわじわと凍りつく寒さ。この冬一番の寒波は明日から始まり数日続くという予報です。昼前に少し青空になって日がさす時間があったものの、その後はぐんぐんと気温が下がる一方。そんな状況下でも、今日の参加者15名、よく頑張りました。来年1月末に作品展を予定しているので、皆さん寒さに負けておれないという雰囲気でした。

 

私はグループの中では一番先に寒さにギブアップした方かもしれません。高齢になるとこういう寒さがこたえます。筆が丁寧さを失って、早く終わろう早く終わろうという気分に押されます。出来上がってみると、なんとも雑な絵になっていました。しばらく部屋で眺めて、もし可能なら少し手を入れて体裁を整えたいと思います。

 

「寒波」を季語にした句をひとつ。

 

「木の瘤に力満ちをり寒波来る」   橋本榮治

 

寒さに向かって植物もいろいろ準備をしています。作者は木の瘤に寒さに対抗する力が満ちているように感じてこの句を詠みました。木の生命力と耐久力を感じさせます。力強い生命賛歌の句と言えるかもしれません。