わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

2020-01-01から1年間の記事一覧

NHK WEBニュース 「多数の隕石衝突は44億年前か 地球の歴史見直しも 広島大など」(2020年9月5日) を読んで

2020年9月9日 地球誕生後の隕石衝突のニュース。地球の進化と地球上の生命の進化を考える上で、重要なニュースに思えます。 原始地球への隕石衝突(模式図) 地球の誕生は今から約46億年前です。この数字は科学者の間でほぼ確定しています。これがど…

NHK WEBニュース「公園のセミ食べないで!?どういうこと?」(2020年8月17日)を読んで

2020年9月5日 ちょっとびっくりのニュース。東京杉並区の区立公園には「おねがい 区内の公園で食用その他の目的でセミ等を大量捕獲するのはおやめください」という看板が出ているそうです。誰かセミを食用にしている人が本当にいるのでしょうか?? SN…

こんな本読んだことありますか? 『空をみてますか・・・9 なつかしい街と人と』(池辺晋一郎著、新日本出版社)

2020年9月4日 著者の池辺晋一郎さんは日本の著名な作曲家の一人。NHKの日曜夜9時のEテレ音楽番組「N響アワー」に長くレギュラー出演しておられたので、お顔と話しぶりはよく覚えています。その池辺さんが書いたエッセイ。もうこれが9冊目だそうです…

名著を読む 『ご冗談でしょう、ファインマンさん』(ファインマン著、大貫昌子訳、岩波現代文庫)(そのII)

2020年8月28日 「僕は自分が学生だったころの彼の講義の様子をいまだにまざまざと思いだす。教室正面に立った彼は、入ってくる学生に笑顔を向けながら、教壇代わりに横長く据えられた黒い実験台を指でたたいて複雑なリズムを打ちだしている。少し遅れ…

名著を読む 『ご冗談でしょう、ファインマンさん』(R.P. ファインマン著、大貫昌子訳、岩波現代文庫)(そのI)

2020年8月27日 本書は、長年、岩波現代文庫のベストセラーに選ばれ続け、今でもランキング上位の常連となっている本で、1965年ノーベル物理学賞受賞者リチャード・ファインマン教授(1918〜1988)の自伝的随筆です。 大学の理系学部に入…

今朝、田んぼの稲に花が咲いていました

2020年8月24日 朝の散歩道、すこし涼しい風がでて、何となく季節の変化を感じます。赤とんぼが飛び、セミの声もクマゼミからツクツクボウシに変わりました。いつもの散歩道を歩いて水田の横に出ると、稲に花が咲いているのを見つけました。ちょうどこ…

連日37度超えの猛烈な暑さ — 近所の植物や野生動物も大変だ

2020年8月21日 私の住む岡山県では、連日37度を超す猛烈な暑さが続きます。最近の夏の暑さはちょっと尋常ではありません。コロナ禍で、なかなか外出が難しいのですが、日々の運動だけはどうしても必要なので、朝のラジオ体操と朝40分余の近所の散歩だけは欠…

名著を読む 『思考の整理学』(外山滋比古著、ちくま文庫)(そのIV)

2020年8月14日 『思考の整理学』の残り4分の1。第5部と6部です。ここまで読んできた感想として、普通のハウツー本とあまりかわりないなあ、と思う人も中にはいるかもしれません。しかし、この本で外山さんが力を入れているのは、この残りの部分、…

名著を読む 『思考の整理学』(外山滋比古著、ちくま文庫)(そのIII)

2020年8月12日 『思考の整理学』の第3部と4部を紹介します。第3部では、(論文を書く上での)さまざまな情報を得るやり方について書かれています。「スクラップ」、「カード・ノート」、「つんどく法」、「手帖とノート」、「メタ・ノート」の各章…

名著を読む 『思考の整理学』(外山滋比古著、ちくま文庫)(そのII)

2020年8月10日 『思考の整理学』の2部は「醗酵」という章で始まります。研究のやり方(多分、大学の文学部英文科の卒業研究が念頭に置かれています)の大事なポイントが示されます。現役の大学生にとっては参考になる箇所でしょう(以下の「 」内は…

名著を読む 『思考の整理学』(外山滋比古著、ちくま文庫)(そのI)

2020年8月8日 8月6日広島の原爆記念日には、このところ続いた小説読みに飽きて、前日から、久しぶりにちょっと気分転換したいと『思考の整理学』を読み始め、夕方には残り数ページのところまで来ていました。一日浸った読書に疲れて、タブレットで何…

名著を読む 『赤毛のアン』(ルーシー・モンゴメリ著、村岡花子訳、新潮文庫)、『100分de名著 モンゴメリ 赤毛のアン』(茂木健一郎著、NHK出版)

2020年8月1日 まず最初に読んだのが茂木健一郎さんの『100分de名著 モンゴメリ 赤毛のアン』。「はじめに」の大きな見出しが、「男子も読もう、赤毛のアン」。そうなんです。私は『赤毛のアン』は女子学生の読む本だと思い込んでいて、いままでこの歳…

この本もう読みましたか?  『異邦人』(アルベール・カミュ著、窪田啓作訳、新潮文庫)

2020年7月27日 カミュの『ペスト』に引き続いて『異邦人』を読みました。カミュは1942年に処女作『異邦人』を、そして1947年に『ペスト』を刊行しています。『異邦人』は発表後すぐに評判となり、1940年以降フランス文壇の最大傑作と当時…

この本もう読みましたか?  『ペスト』(アルベール・カミュ著、宮崎嶺雄訳、新潮文庫)、 『100分de名著 アルベール・カミュ ペスト』(中条省平著、NHK出版)

2020年7月25日 新型コロナウイルスが世界的に流行する中で、1947年に発表されたカミュの『ペスト』がいま広く読まれているようです。過去のヨーロッパでのペスト流行を扱うパニック小説かと思いきや、意外にも疫病流行の下での様々な人物の行動や…

ホオズキ(ナス科・ホオズキ属)

2020年7月24日 全国で新型コロナウイルスの感染拡大のニュース。どうやら第2波が予想より早めにやってきているようです。特に昨日の東京の感染者数366人にはびっくり。その他、大阪、名古屋など大都市を中心に全国的に第1波を上回る勢いで感染が…

ノウゼンカズラ(ノウゼンカズラ科・ノウゼンカズラ属)

2020年7月20日 今日は梅雨の晴れ間。今年の梅雨は異様に長い。まだ終わりません。新型コロナウイルスの第2波と思われる大きな波が訪れつつあり、ここ岡山でも7日間連続で感染者が出ました。いつも1人か2人か、ぽつりぽつりなのに、昨日は初めての…

こんな本読んだことありますか?  『電池が起こすエネルギー革命』(吉野 彰著、NHK出版)

2020年7月12日 NHKカルチャーラジオ「科学と人間」のシリーズの中の1冊です。我が家では10年前に家の屋根に太陽光発電パネルを設置しました。自家発電して余った電気は電力会社に売っていますが、その売電価格が10年間の優遇期間を過ぎた昨年11月か…

ムクゲ(アオイ科・フヨウ属)

2020年7月9日 今週は梅雨前線の停滞で九州の熊本・大分、そして岐阜・長野で記録的な大雨です。各地で川が氾濫し、甚大な被害が出ています。梅雨空の中で、我が家の垣根のムクゲの木が花をつけました。ムクゲはこの時期に次々に大輪の花を咲かせますが…

グラジオラス(アヤメ科・グラジオラス属)

2020年6月30日 今日スーパーに行ったら花売り場にグラジオラスがあったので、思わず買ってしまいました。梅雨で全国各地で大雨。新型コロナも東京を始め全国各地で再び感染者が増加中。そんな憂鬱な雰囲気の中で、このグラジオラスの大きな赤やオレン…

木曜スケッチ会(岡山)中止のお知らせ

2020年6月24日 明日6月25日(木)に開催を予定していたスケッチ会ですが、本日久しぶりに岡山市内で新型コロナウイルスの新規感染者がでましたので、スケッチ会を急遽とりやめることにしました。当分の間、スケッチ会は行いません。スケッチ会の再…

木曜スケッチ会(岡山)再開のお知らせ

2020年6月22日 新型コロナウイルスの感染拡大でしばらく中止していた木曜スケッチ会を再開します。 日時:6月25日(木)9:30 〜 お昼過ぎ 場所:吉備路。県道沿いの「もてなしの館」駐車場付近に集合。 田植えが終わったばかりの水田がきれい…

アサガオ(ヒルガオ科・サツマイモ属)

2020年6月21日 2,3日前に我が家で最初のアサガオが咲きました。しばらく前に園芸店で苗を買って鉢植えしていたものです。私はアサガオが大好きで、毎年少しずつ種類が違う苗を数本買って鉢植えします。北向きのフェンスの下に間隔を置いて鉢を並べ…

こんな本読んだことありますか?  『バッタを倒しにアフリカへ』(前野ウルド浩太郎著、光文社新書)

2020年6月16日 若い昆虫生態学者、前野ウルド浩太郎さんのアフリカでの研究奮闘記です。前野さんの研究テーマはアフリカで大発生するサバクトビバッタの生態。アフリカのモーリタニアでの研究の様子が生き生きとした筆致で描かれています。大学院博士…

作品展中止のお知らせ

2020年6月15日 7月21日(火)〜26日(日)に岡山県天神山文化プラザで開催を予定していました「木曜スケッチ会第5回作品展」は、新型コロナウイルス感染症予防対策のため中止します。大変残念ですが、関係者の皆様ご了承ください。 毎月のスケ…

梅雨入の いつもの道で ニャンに会う

2020年6月11日 中国地方は昨日梅雨入り。今朝は雨で散歩は無理かなと思ったら、幸い曇り空で雨は落ちていなかったので、服装の準備をして出発しました。町内のゴミ・ステーションに可燃ごみを出したその足で4000歩余りの歩きです。丘を降りてまた…

チェリーセージ(シソ科・アキギリ属)

2020年6月10日 北アメリカ原産の多年草(宿根草)ハーブです。葉からなんとも言えないいい匂いがします。これを庭の鉢植えから摘んできて部屋でスケッチしたのですが、部屋中にいい匂いがただよいました。とても丈夫な植物で、日当たりさえ良ければ特…

イロハモミジ(カエデ科・カエデ属)

2020年6月9日 5月25日の朝日新聞「天声人語」は新緑の話で始まりました。 「新緑のなかでも楓(かえで)の葉の美しさは格別で、ゆえに古くから愛されてきた。吉田兼好は『徒然草』に「卯月(うづき)ばかりの若楓(わかかえで)、すべてよろづの花…

この本もう読みましたか?  『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』(谷崎潤一郎著、中公文庫)

2020年6月8日 時間があると、ぼーっと本棚の前に座って本棚を隅から隅まで眺める。部屋の本棚にじっと並んでいる単行本、文庫本、大型本の背表紙が、時々自分に語りかけてくるような気がする。それで、そっと本を取り出して、ページをめくる。 これが…

金魚がホウレンソウを食べる?!

2020年6月6日 金魚が競って野菜の葉っぱを食べる。この時は小松菜 我が家には約5歳と2歳の金魚がそれぞれ3匹、合計6匹います。種類は和金。飼いやすい金魚です。5歳の金魚は近所のペットショップで買ってきた時は体調3センチ程でした。それが今…

あー、また会えたね ブレッド君!

2020年6月5日 鉛筆と水彩 今日は今年一番の暑さ。31℃。まだまだ真夏の暑さに比べると我慢できる暑さですが、湿度があります。外に出る時は必ずマスクをしているので、息がこもって暑さが増します。今年の夏はマスク効果もあって、また格段の暑さとなる…