わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

2020-08-28から1日間の記事一覧

名著を読む 『ご冗談でしょう、ファインマンさん』(ファインマン著、大貫昌子訳、岩波現代文庫)(そのII)

2020年8月28日 「僕は自分が学生だったころの彼の講義の様子をいまだにまざまざと思いだす。教室正面に立った彼は、入ってくる学生に笑顔を向けながら、教壇代わりに横長く据えられた黒い実験台を指でたたいて複雑なリズムを打ちだしている。少し遅れ…