わたしの水彩スケッチと読書の旅

知の冒険? いえいえ、のんびり思索の旅です

NHK WEBニュース「公園のセミ食べないで!?どういうこと?」(2020年8月17日)を読んで

2020年9月5日

 

ちょっとびっくりのニュース。東京杉並区の区立公園には「おねがい 区内の公園で食用その他の目的でセミ等を大量捕獲するのはおやめください」という看板が出ているそうです。誰かセミを食用にしている人が本当にいるのでしょうか?? SNS上にも、「誰が食べてるの?」、「セミを食べる人いるんだ・・・。今まで考えたことすらなかった」、「公園のセミがいなくなるぐらい、食べている人がるのか?」という驚きの声が投稿されているそうです。

 

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クマゼミ 一筆書き

 

先日、NHK総合テレビの午後のニュース番組「シブ5時」でもこの話題が取り上げられていて、実際にセミを使った料理も紹介されていました。それによると、セミを食べるには天ぷらや素揚げが美味しいそうです。ニイニイゼミは小さくて食べやすく、アブラゼミはうまみが強くて、赤身の肉の味がする。クマゼミは大きくて食感が固いのが特徴だそうです。

 

1週間ほど前、妻が洗濯物を干すために2階のベランダに出たところ、珍しくオニヤンマを見つけました。しかし、その後、妻の仰天の声が聞こえました。「オニヤンマ(トンボ)がセミに噛みついてる!!」。その日は、オニヤンマはセミをくわえたままで、どこかへ飛び去りました。翌日、母が朝の散歩に出かけて帰って来た時に、わが家の玄関先でほとんど死にかけの大きなオニヤンマを見つけ、家に持って帰ってきました。昨日妻が見たのと同じオニヤンマだとすると、昨日のセミはオニヤンマの「最後の晩餐」だったのでしょうか。ネットで調べると、オニヤンマは相手がスズメバチハでもセミでも、あの強い顎でがぶりと噛みついて食べるそうです。

 

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オニヤンマ

 

地球温暖化で、全国的にセミの分布が変化しており、私の住む岡山県ではクマゼミが優勢になっているようです。セミの数が全体に減ってきているとは聞かないので、セミを食べる昆虫や、鳥や、その他の動物はそれほど困ってはいないかも知れませんが、もし、ここでセミを食べる人が現れたとなると、それはこれらの動物達にとってはかなり深刻な問題です。今、昆虫食がブームになりかけていますが、こんな形で人類が他の生物に余計なストレスを与えるのはどうかなと思います。

 

ついでに、今日(2020年9月6日)の朝日新聞の一面トップニュースは、アフリカ、中東、アジア、南米で猛威をふるうバッタの脅威についての記事でした。バッタの大群が飛来し、またたくまに農作物を食い荒らすという深刻な事態です。バッタを捕まえて食用にすればいいと思ったりするのですが、バッタの駆除にヒトに有害な殺虫剤を大量に使っているので、食べると危険だそうです。バッタも地球温暖化に伴う砂漠化の進行などで乏しくなった食べ物を探して、大陸内や、大陸をまたいで必死で移動し、人もそれに対応して駆除に必死になる。人類の人口爆発(2020年現在78億人:やがてすぐに100億に達する見込み)で、近い将来の食糧不足は目に見えているのに、新たな問題が次々に出てきます。

 

 

yaswatercolor.hatenablog.com

 

 

「人がセミを食べる?!」という話題。ちょっと冗談ぽくて笑ってしまいますが、もし、将来、人間が本格的にセミを捕まえて食べ始めるようなことになったら、地球上の生態系は大混乱になるのではないかと、心配になります。