わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

ゴールドクレスト(ヒノキ科・イトスギ属)

2020年11月9日

 

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ゴールドクレストは、ひと頃大流行した植物です。クリスマスシーズンが近づくと、小さな植木鉢に植えられたゴールドクレストが花屋さんの店先や園芸品店に沢山並んでいました。我が家でも家を新築した約30年前に小さな鉢植えを買って、玄関脇に植えました。ゴールドクレストの名の通り、きれいな黄緑色〜黄金色が鮮やかな洋風の植物です。将来どこまで大きくなるのか、余り予想もしないで植えてしまったので、30年後の今は下から見上げるほど大きくなってしまいました。高さは植木屋さんが大きくならないように毎年適当に剪定してくれて、今は真四角の樹形です。放っておくと、高さ20mぐらいになるそうです。何しろイトスギの仲間ですから。ゴッホが絵に描いているあの木です。外から見ると、我が家の狭い敷地に大きなゴールドクレストが目立ちます。台風シーズンになると、この大事な木が風で倒れないようにロープで縛るのが結構な作業です。

 

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木全体の表面は緑が相変わらずきれいですが、木の内部に下から潜ってみると、もうそろそろ寿命が近いのかなと思われるぐらい葉や枝が枯れています。しかし、まだこの木とサヨナラするわけにはいかないようです。というのは、毎年、この大木が生えている地面からセミの幼虫があちこちの枝に這い登ってきて成虫に脱皮するからです。

 

今年も枝に幾つも抜け殻を残しています。多分クマゼミでしょう。今日はその「夏の名残」をスケッチしました。

 

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アルシュ水彩紙 中目 F4

鉛筆、シュミンケ固形水彩絵の具

所要時間:1時間