わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

ひき肉オムレツ

2021年9月14日

 

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オムレツが好きになったのはもう30年ぐらい前。アメリカのテキサスを旅行した時にホテルの朝食で食べたトマトと緑の野菜とハムと溶けるチーズがたっぷり入ったオムレツが忘れられません。そのオムレツは今でも時々再現を試みています。今日はそれではなくてシンプルな昔風のオムレツ。NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』(2021年8月号)を参考にしました。

 

 

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フライパンにオリーブオイル小さじ1を入れ、1cm角に切った玉ねぎと豚ひき肉を炒めます(4人分でたまねぎ1個とひき肉200g)。肉の色が変わったら、塩コショウをして取り出します。

 

ボウルに卵4個を割り入れ、塩と砂糖少々を加えてよく溶きます。

 

別のフライパン(なければ同じフライパン)にオリーブオイル小さじ2を入れ、強めの中火で熱し、卵液を半量流し入れて焼き、中央にたまねぎとひき肉を炒めたものの半量を乗せ、卵のはしをもちあげてかぶせます。同様にしてもう一つ作ります。

 

皿に取り出し、切ったトマトと千切りのキャベツを添えて出来上がり。ケチャップをかけていただきました(テキストではソースをかけるのがお約束と書いてありましたが、今日はケッチャップにしました)。また、今日はあいにくキャベツがなく、トマトだけを添えました。

 

何も特別な材料がなくても簡単においしく出来る一品です。ご飯でなくてもパンでも合います。年寄りも喜んで食べてくれました。

 

作りやすさ★★★

栄養価★★★

おいしさ★★★

材料費★★★

こんな本読んだことありますか? 『わたしたちに手を出すな』(ウィリアム・ボイル著、鈴木美朋訳、文春文庫)

2021年9月13日

 

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私の読書歴に新たな1ページを加えた本、と書くとやや大げさですが、こんなサスペンス・アクション小説に殆んど縁がなかった私には、かなりショッキングな内容でした。ニューヨーク下町でのマフィアの抗争がからむ殺人とバイオレンスの世界。しかし、究極のテーマは女性、それも高齢の女性、の友情と強さです。原題は“A friend is a Gift you Give Yourself” (友人はあなた自身への贈り物)。文章は全て現在形で書かれています。それが何とも言えぬ臨場感と現在進行中の切迫感をかもしだしています。そして翻訳された文章、うまいなあと感心しました。こんな小説の翻訳するのにはもちろん確かな才能が要りますが、翻訳作業、楽しいだろうなあ。この本、翻訳者の貢献が大きいなあ。これが最初読み始めたときの感想です。

 

初めにいきなり殺人シーンが続きます。サスペンス小説だからこれが普通なのでしょう。私のような70歳過ぎた老人にはちょっと刺激が大きすぎると思いながら読みました。そしてカーチェイス。怖い男に追われます。迫力があります。ニューヨークとその周辺の道路を猛スピードで走るその疑似体験。フィクションならではの体験です。この本は全体にニューヨークの街案内・道路案内のような雰囲気もあります。ニューヨークにあまり馴染みのない私にも、この街の雰囲気がよく伝わりました。昨日は、田舎道を車の運転をしていて、この小説を思い出してついスピードを上げたくなりました。危ない危ない!

 

マフィアは怖そうですね。銃社会アメリカだから、この本に書かれているようなことは、あながちフィクションとは言えない現実味があります。この小説に出てくるアメリカ人のさまざまな年齢の男と女。どの人物の個性も容易にイメージできます。やはり作者の描写力・表現力がすごいのです。主な登場人物が変わるごとに、その人の名前をサブタイトルにして物語の場面をパッパッと切り替える、その手法にも感心しました。

 

ストーリはあえて書きませんが、最後の最後までどうなるのかわからない小説です。面白い読書体験ができました。

 

 

 

 

 

動物と気持ちを通わせあえる幸せ

2021年9月12日

 

朝の散歩で時々出会う雄猫ブレッド君は地域猫です。もう出会ってから4年ぐらいになります。冬の日の最初の出会いが劇的でした。何を思ったか全速力で50メートルぐらい前の方から走ってきて、「あれー」と驚いている私と家内の横を10メートルぐらい通り過ぎ、それからまた戻ってきました。多分、当時まだ生まれたばかりで、人を怖がらなかったのもあると思います。このまま家に連れて帰って面倒見て!という気持ちも幼いブレッド君の中にあったのかもしれません。それからしばらく何ヶ月も会わなくて、もう死んでしまったかなと思っていたら、またひょっこり現れて同じように駆け寄ってきました。会ったり会わなかったりを繰り返しているうちに、ブレッド君もたくましい野生児(野生猫)に成長し、地域の子供達からは「ボス」と呼ばれています。目力と体力がすごい子です。この間、いつの間にか男のシンボルも無くなっていましたので、ちゃんと誰かの世話で去勢手術をうけたのでしょう。

 

車や中学生の乗った自転車がくるとさっと身を隠し、草むらに避難します。犬の散歩の人が来るとフェンスを飛び越えたり、木に登ったりします。その姿を見るだけで元気をもらいます。最近は、だいぶ私達に慣れてきて、出会うとすり寄ってきて、ゴロンと道路にひっくり返ってお腹を見せてくれます。しかし、いつも周りを警戒していて、ひっくり返る時間はとても短いです。今回、やっとひっくり返ったところを写真に撮れたので、それをもとにスケッチしました。先月ぐらいからかわいいガールフレンド(ミケちゃん)をつれて歩いています。

 

自宅にも雄猫を飼っているので、猫の気持ちがよく分かります。退職して初めて猫を飼ったのですが、猫がこんなにも人と気持ちが通じ会える動物だということに感動しています。もうまるで人間と同じ感情をもっています。こちらの言葉も理解します。喜怒哀楽の感情をお互いに読み取れます。私はうちの猫と同じように地域猫のブレッド君にも接しているので、ブレッド君にも私の感情が理解できるのかもしれません。これは犬でも同じです。散歩中の犬とも親しく会話します。気の合うワンちゃんが何匹かいます。そのうち動物と会話ができるドリトル先生みたいになれるかもしれません。

 

 

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今日のスケッチ

モンバルキャンソン水彩紙 F4

鉛筆とホルベイン水彩絵の具

 

挿し芽をしたラベンダーが大きくなりました

2021年9月11日

 

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春に初めて挿し芽に挑戦したラベンダー。発根を確認して培養土のポットに植え替え、夏の間は北向きの日陰で風通しの良い場所に置いていました。真夏の暑さにも耐えて、今元気に成長を続けています。

 

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この時期の管理としては、直射日光や西日を避けて明るい日陰に置きます。つまりこれまで通りでよいと思います。水は葉にはかけないようにして、乾いたら株元にやります。肥料は施しません。夏の暑い時期に肥料をやると枯れる場合もあるようです。

 

もっと涼しくなったら、少し大きめの鉢にまとめて移植しようと思っています。

また一部は地植えもするつもりです。鉢と地植えでどのぐらい成長に差がでるのか、花つきに差がでるのか、見てみたいです。ハーブ類の用土は水はけが大事で、赤玉土(小粒)と草花培養土を半々に混ぜて使うとよいとNHKテキスト『趣味の園芸』(2021年4月号)に書いてあります。

 

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英単語メモ – chicken(チキン)、pork(ポーク)、beef(ビーフ)

2021年9月10日

 

肉(meat:ミート)の種類を示す英単語はレストランなどでよく使うのでおなじみです。日本人になじみがあるのは、鶏肉 chicken、豚肉 pork、牛肉 beef。それ以外には、子羊の肉(lamb:ラム)や羊肉(mutton:マトン)があります。魚肉は  fishです。

 

ただし、英語では例えば牛肉では牛の体のどの部分の肉かを細かく示す言葉があります。肉を昔から食べ慣れてきた欧米人と明治になって肉を食べ始めた日本人では食肉への執着が違います。日本語で季節や雨や風など自然について沢山の言葉が生れたように、英語は食肉について沢山の表現を生み出しました。世界中を見ると、宗教上の理由で牛を食べない国や豚を食べない国があるので、それらの国ではそもそもそれらの肉を表す言葉がないかもしれません。世界の食文化は多様で、言葉も多様です。

 

わが日本でもつい七十数年前の太平洋戦争後間もない頃は、肉といえば鯨肉か魚肉しかありませんでした。私が小・中学生だった1950年〜60年代はじめには、牛肉、豚肉、鶏肉はほとんど食べたことがなく、弁当のおかずに入っていたのはいつも魚肉ソーセージとちくわでした。時々食卓にのぼる鯨肉は贅沢品で、鯨のステーキなどが出るのは、それこそ年に1度あるかないかでした。中学生の時に食べた中華そばには薄っぺらなチャシューが乗っていて、生れて初めて食べた味に感動したのを憶えています。

 

これらの食肉に関する英単語は中学校の英語で習った記憶がありません(当時食べる機会がなかったせいでしょう)。しかし、食肉のもとになる動物たちの名前は習いました。

 

多分中学1年で習ったのが chick ひよこ、chicken にわとり、hen めんどり、cock おんどり、ox   雄牛、cow 雌牛、乳牛、pig 豚。特にchick、chicken、henと ox は真っ先に教科書に出てきたとおもいます。しかし、今どきの日本の中学生は、食肉をスーパーの売り場や家庭の冷蔵庫で見ることはあっても、もとの動物たちを見たことも触ったこともない子が多いことでしょう。肉をいただく前に、これらは命のあるものからいただいたものだと認識することは、食べ物を粗末にしないためにも大事なことです。

そしてさらにもう一歩前に進んで、これらの動物たちが今どんな状態で飼育されているのかを知るのは大事です。日本の畜産動物は快適な環境で生きていない場合が多く、飼育状況の改善(広い場所での自由な飼育など)を目指す運動があることも知っておく必要があるでしょう。我が家も、この運動に連帯して、卵はなるべく「平飼い卵」を買うようにしています。

 

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季節は秋へ

2021年9月9日

 

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西日本も朝晩だいぶ涼しくなりました。朝の散歩道で気がつくのがあちこちに植えられた桜の木の紅葉です。そして田んぼの稲穂も次第に頭を垂れてきました。昨日今日と、セミの声が聞こえなくなり、代わりに秋の虫の声がします。

 

オリンピック・パラリンピックが終わり、ようやくネット上に氾濫していたオリ・パラ関連記事が減ってきました。しばらくは海外選手の選手村や東京の評判を書いた記事が続いて、日本(のマスコミ)はいつまで自国の評判を気にしてオリンピックの余韻に浸っているのだろうと気になっていました。今は、オリンピックの束の間の夢からさめて、国民の関心をコロナ対策にシフトし直さなければならないのですが、国民は度重なる緊急事態宣言にいささか疲れ気味です。

 

自民党の次期総裁選挙が注目を集めています。次期総裁が次の日本のリーダーになるので、関心を呼ぶのは当たり前です。野党もこれに合わせて政権交代に向けた政策提言を出しました。私達にとって今はもちろん新型コロナ対策が最重要課題ですが、与党・野党にはそれだけではなくコロナ後の10年、20年先を見据えた日本の将来に対する夢やビジョンを示して欲しいと思います。

 

私が特に聞きたいのは

  • 経済格差・貧困対策:コロナ下で進む貧困家庭の増加・子どもや女性の貧困に対する積極的な政策
  • 教育無償化・教育支援:経済的理由で勉強や進学をあきらめる子どもを作らない政策、大学の無償化の可能性
  • 女性の活躍:例えば国会議員の3割を女性にするなど、具体的な目標設定
  • 医療・福祉体制の強化:医療現場や福祉の現場の支援強化、ワクチン開発支援、コロナ治療薬開発支援
  • 科学・技術研究の促進強化:もう一度日本の科学・技術を世界のトップレベルに、そして科学・技術立国をめざす
  • 核兵器禁止条約の批准:せめて締約国会議へオブザーバー参加してほしい
  • 地球温暖化対策(急がなければ時間がない)と原子力発電の廃止と再生可能エネルギー自然エネルギー)利用拡大の道筋

などです。

 

野党は自民党の政策の批判と修正提案だけではなく、これを機会に次の時代の日本を引っ張るための夢のある具体的な提案をして欲しいと思います。

 

今日のスケッチ

モンバルキャンソン水彩紙 F4

鉛筆とシュミンケ固形水彩絵の具

 

アボカドと鶏ささ身のカレー炒め

2021年9月8日

 

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アボカドの炒め料理です。NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』(2021年6月号)を参考にしました。

 

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アボカド2個(4人分)は半分に切り、種と皮を除いて、食べやすい大きさに切ります。鶏ささ身は筋を取って一口大にそぎ切りにします。

 

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フライパンにサラダオイルを入れ、中火でにんにくのみじん切りを炒めます。油ににんにくの香りが移ったら、ささ身を炒めます。肉の色が変わったら、アボカドを加えてさっと炒め、最後にしょうゆ小さじ2、酒小さじ2、砂糖小さじ1、カレー粉小さじ1/2を加えて炒め合わせます。

 

テキストでは、ミックスビーンズ(ドライパック)1袋とパクチー(4cm長さに切る)4株分をさらに加えていましたが、これが無かったのでシンプルにアボカドだけを炒めました。

 

アボカドとささ身とカレーの組み合わせは、なかなかグッド。アボカドの色もきれい。アボカドは慣れると食べやすく、おいしい一品となりました。

 

作りやすさ★★★

栄養価★★★

おいしさ★★★

材料費★★★

 

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