こんな本、普段使ってますか? 『NHKテキスト 趣味の園芸』(NHK出版)
2021年4月9日
『趣味の園芸』のテキストを本当に久しぶりに買いました。コロナ禍で外出自粛が続く中、ブログをいろいろ眺めているうちに、いくつかの魅力的な花つくりの記事に興味をひかれました。それで一度途絶えかけていた園芸への関心がここにきて再び覚醒。特に春という今の季節は特別に植物に関心が向く季節です。朝の散歩で歩く田んぼの農道沿いには雑草が次々にかわいい花を咲かせますし、桜や桃も開花し、また近所を歩いても皆それぞれ独特の庭造りをされていて、それらを見るのがとても楽しみです。
もともと園芸にはそれなりに関心がありました。30年前に小さな庭付きの家を建てた時には、自分たちですべて庭木を買ってきて熱心に地面を掘って植え付けました。その後、手入れが悪くて枯れたり、やむを得ず切ったりした木もありますが、30年で皆大きくなりました。また同居する義母が花好きのせいもあって、庭には比較的沢山の園芸植物が植わっています。その中で、隣家との境に植わっているオリーブの木がかなり成長したのに、全然花や実をつけないのがずっと不思議でした。たまたま『趣味の園芸』(2021年4月号)はオリーブとハーブの特集。これをじっくり読んで、わが家でも何とかオリーブの実を収穫できるようにならないかと思い始めています。
このテキストの特集の「憧れのオリーブと暮らそう」を見ると、まず真っ先に次のように書かれていました。
「銀色の葉が風にそよぎ、おしゃれで爽やかなオリーブ。日本の寒さにも負けることなく、1年中元気なグリーンの枝姿からシンボルツリーとして育てる人も増えています。初心者にも育てやすく、収穫して食べられるのも大きな魅力!『見てよし、食べてよし、育ててよし』オリーブ栽培、始めませんか?」
たしかに爽やかな木ではありますが、シンボルツリーにしている人がいるとは知りませんでした。オリーブの実が特別好きなわけではありませんが、オリーブオイルを自分で作れたり、また本書に紹介されていたメープルシロップ漬けなどが作れたりしたらいいなとは思います。
そして実を作るために肝心な受粉ですが、本書によるとオリーブの木の多くは同じ品種の花粉では受粉しにくい「自家不結実性」という性質をもち、したがってもう1本別の種類のオリーブの木を育てるか、花粉をもらって絵筆や綿棒で人工授粉させる必要があるようです。
そこで気の早い私は、早速近所の園芸店で小さな鉢に入った苗木を買ってきました。この小さな木が花を咲かせて花粉をつくれるようになるまるまで、果たして私が生きているかどうか分かりませんが、庭のオリーブにいっぱいに実がなる日を夢見たいと思います。ネットで見るとオリーブの花粉も通販で売っているみたいです。さて、本当にオリーブの実がなるかどうか・・・。それにしても、園芸は楽しいですね! 戸外で土に触れられるのがいいですし、努力が何ヶ月か何年か先に必ず報わるれるのがいいです。