わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

フサアカシア(マメ科・アカシア属)

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毎年、我が家の庭で春一番に黄色い見事な花をつけるのが、このフサアカシアミモザという名前で親しまれるマメ科植物で、成長が早く、背の高い大きな木になります。我が家のフサアカシアは次第に隣家の敷地に大きく出っ張ってきたので、残念ながら昨年、根元から切ってしまいました。オーストラリアのタスマニア原産。南半球の熱帯、亜熱帯に広く分布し、特にオーストラリアに多く見られます。早春には他に、レンギョウサンシュユ、マンサク、ダンコウバイ、トサミズキなど、多くの木が黄色の華やかな花が咲かせ、私達に寒い冬から明るい春の季節への変化をいち早く知らせてくれます。

 

数年前、スケッチのツアーで南フランスに行った時、ミモザという名前の美しい町でスケッチしたことがあります。その時以来、ミモザに親近感をもっています。ちなみに1960年に西田佐知子によって歌われて流行した『アカシアの雨がやむとき』のアカシアはニセアカシア(ハリエンジュ)でフサアカシアとは異なり晩春に白い花を咲かせる北米原産のマメ科・エンジュ属の木です。日本ではアカシアといえばこのニセアカシアのことを指します。清岡卓行芥川賞受賞作『アカシアの大連』で描かれた中国・大連のアカシアもニセアカシアです。中国ではこの木がやせ地に強いことから街路樹などとして多量に導入されているそうです。ニセアカシアからは美味しい蜂蜜がとれます。

 

 

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