わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

ボタン(キンポウゲ科・ボタン属)

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大きくて派手な赤紫色の花が5月頃咲きます。蕾が見えると、花が咲くのが待ち遠しいです。光沢のある布を幾重にも重ねたような独特の花が豪華。もともと中国が原産で、奈良時代に日本に伝わりました。この花を描くのはなかなか厄介ですが、苦労して描きあげると達成感が残ります。葉は大きな切れ込みが特徴です。花を描くのが面倒なら、蕾とこの葉を一緒に描くのも楽しいです。

 

現代では白、黄色、ピンクなど色々な花の品種が作られています。各地にボタン園があり、季節になると多くの人が訪れます。私にとってボタンというと島根県松江市大根島。私が生まれた松江市郊外の田舎の町から、中海に浮かぶ平坦な大根島が見えます。今は干拓で陸続きになりましたが、以前はポンポン船で島に渡りました。ここにはボタン栽培農家が多数あり、有名なボタン園(由志園)も。今でも、私が住んでいる岡山市へ行商でボタンの苗を売りに来る人がいます(最近は残念ながら見なくなりました)。島では朝鮮人参も栽培。大根島へは鳥取県境港市からも車で行けます。

 

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