季節は秋へ
2021年9月9日
西日本も朝晩だいぶ涼しくなりました。朝の散歩道で気がつくのがあちこちに植えられた桜の木の紅葉です。そして田んぼの稲穂も次第に頭を垂れてきました。昨日今日と、セミの声が聞こえなくなり、代わりに秋の虫の声がします。
オリンピック・パラリンピックが終わり、ようやくネット上に氾濫していたオリ・パラ関連記事が減ってきました。しばらくは海外選手の選手村や東京の評判を書いた記事が続いて、日本(のマスコミ)はいつまで自国の評判を気にしてオリンピックの余韻に浸っているのだろうと気になっていました。今は、オリンピックの束の間の夢からさめて、国民の関心をコロナ対策にシフトし直さなければならないのですが、国民は度重なる緊急事態宣言にいささか疲れ気味です。
自民党の次期総裁選挙が注目を集めています。次期総裁が次の日本のリーダーになるので、関心を呼ぶのは当たり前です。野党もこれに合わせて政権交代に向けた政策提言を出しました。私達にとって今はもちろん新型コロナ対策が最重要課題ですが、与党・野党にはそれだけではなくコロナ後の10年、20年先を見据えた日本の将来に対する夢やビジョンを示して欲しいと思います。
私が特に聞きたいのは
- 経済格差・貧困対策:コロナ下で進む貧困家庭の増加・子どもや女性の貧困に対する積極的な政策
- 教育無償化・教育支援:経済的理由で勉強や進学をあきらめる子どもを作らない政策、大学の無償化の可能性
- 女性の活躍:例えば国会議員の3割を女性にするなど、具体的な目標設定
- 医療・福祉体制の強化:医療現場や福祉の現場の支援強化、ワクチン開発支援、コロナ治療薬開発支援
- 科学・技術研究の促進強化:もう一度日本の科学・技術を世界のトップレベルに、そして科学・技術立国をめざす
- 核兵器禁止条約の批准:せめて締約国会議へオブザーバー参加してほしい
- 地球温暖化対策(急がなければ時間がない)と原子力発電の廃止と再生可能エネルギー(自然エネルギー)利用拡大の道筋
などです。
野党は自民党の政策の批判と修正提案だけではなく、これを機会に次の時代の日本を引っ張るための夢のある具体的な提案をして欲しいと思います。
今日のスケッチ
モンバルキャンソン水彩紙 F4
鉛筆とシュミンケ固形水彩絵の具