わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

動物と気持ちを通わせあえる幸せ

2021年9月12日

 

朝の散歩で時々出会う雄猫ブレッド君は地域猫です。もう出会ってから4年ぐらいになります。冬の日の最初の出会いが劇的でした。何を思ったか全速力で50メートルぐらい前の方から走ってきて、「あれー」と驚いている私と家内の横を10メートルぐらい通り過ぎ、それからまた戻ってきました。多分、当時まだ生まれたばかりで、人を怖がらなかったのもあると思います。このまま家に連れて帰って面倒見て!という気持ちも幼いブレッド君の中にあったのかもしれません。それからしばらく何ヶ月も会わなくて、もう死んでしまったかなと思っていたら、またひょっこり現れて同じように駆け寄ってきました。会ったり会わなかったりを繰り返しているうちに、ブレッド君もたくましい野生児(野生猫)に成長し、地域の子供達からは「ボス」と呼ばれています。目力と体力がすごい子です。この間、いつの間にか男のシンボルも無くなっていましたので、ちゃんと誰かの世話で去勢手術をうけたのでしょう。

 

車や中学生の乗った自転車がくるとさっと身を隠し、草むらに避難します。犬の散歩の人が来るとフェンスを飛び越えたり、木に登ったりします。その姿を見るだけで元気をもらいます。最近は、だいぶ私達に慣れてきて、出会うとすり寄ってきて、ゴロンと道路にひっくり返ってお腹を見せてくれます。しかし、いつも周りを警戒していて、ひっくり返る時間はとても短いです。今回、やっとひっくり返ったところを写真に撮れたので、それをもとにスケッチしました。先月ぐらいからかわいいガールフレンド(ミケちゃん)をつれて歩いています。

 

自宅にも雄猫を飼っているので、猫の気持ちがよく分かります。退職して初めて猫を飼ったのですが、猫がこんなにも人と気持ちが通じ会える動物だということに感動しています。もうまるで人間と同じ感情をもっています。こちらの言葉も理解します。喜怒哀楽の感情をお互いに読み取れます。私はうちの猫と同じように地域猫のブレッド君にも接しているので、ブレッド君にも私の感情が理解できるのかもしれません。これは犬でも同じです。散歩中の犬とも親しく会話します。気の合うワンちゃんが何匹かいます。そのうち動物と会話ができるドリトル先生みたいになれるかもしれません。

 

 

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今日のスケッチ

モンバルキャンソン水彩紙 F4

鉛筆とホルベイン水彩絵の具