わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

ズッキーニのチンジャオロースー風

2021年5月29日

 

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今、スーパーに夏野菜としてズッキーニが並んでいます。キュウリを一回り大きく、ずんぐりさせたような形をしていて、あまり進んで食べたいとは思わないのですが、イタリア料理では欠かせない人気の食材だそうです。植物分類上は、キュウリはウリ科キュウリ属、ズッキーニはウリ科カボチャ属にそれぞれ属し、お互いに親戚同士です。ズッキーニは、イタリア語で「小さなかぼちゃ」の意味で、向こうでははっきりカボチャの仲間と認識されているのですね。『たべもの植物記』(能戸忠夫著、山と渓谷社)に詳しい説明があります。

 

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ズッキーニがイタリア料理でどのぐらい大事なのかは、丁度いまNHKプラスで視聴できる『レイチェルのおいしい旅レシピ「イタリア・アマルフィ」』を見るとよく分かります。ここではズッキーニをスライスして両面を軽く焼いたり、細く切ってパスタのようにして使う料理を紹介していました。

 

今日は、NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』(2021年6月号)を見ながら、ズッキーニのチンジャオロースー風を作りました。

 

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ズッキーニは細く斜め切りにし、2〜3cmの棒状に切ります。牛肉は適当な食べやすい大きさにちぎり、少量のかたくり粉をまぶします。にんにく1かけは薄切りにし、赤とうがらし1本は斜めに半分に切り、種を除きます。

 

フライパンにサラダオイル大さじ1を入れ、にんにくを中火で炒め、続いて牛肉、赤とうがらしを入れて炒めます。肉の色が変わったら酒大さじ1をふり、砂糖小さじ1/2、しょうゆ大さじ1、こしょう少々を順に加えます。

 

ズッキーニを加え、しんなりするまで炒め、最後にごま油小さじ1/2をふって出来上がり。

 

ズッキーニ、思ったよりいいです。やさしい味です。年寄りにも好評でした。また作りたくなります。いつかズッキーニを使ったイタリアンにも挑戦したいです。

 

作りやすさ★★★

栄養価★★★

美味しさ★★★

材料費★★★

 

 

車の車検を受けました

2021年5月28日

 

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今日は午後から車検。車を買って3年目で最初の車検がきますが、今回はそれから2年毎の車検の1回目、つまり車を購入後5年目の車検です。いつもだと代車を借りて2,3日かかる車検なのに、今回はなぜか1時間で終了しました。コロナ感染が広がっている状況なので、早く終わってもらうのは助かります。しかし、やはり車検にかかる費用が痛い。時間は短くても法定費用や整備費用はいつもと変わりません。

 

現役で働いていたころは、車検の費用はそれほど気にならなかったのですが、退職して年金生活をしていると、この出費はこたえます。今回特にタイヤを全部交換したので、それが重なって結構高額になりました。

 

半年ごとに法定点検も受けていて、半年前にはバッテリーも新品に替えました。車は小型の国産普通車なのに、ガソリン代や維持費がどんどん膨らみます。今年の3月に運転免許の更新をしたので、何事もなければあと3年は車に乗れます。そのあとは、もう後期高齢者になっているので、さてその時、運転をどうするか・・・。岡山市のような中途半端な都会に住んでいると、公共交通機関が不便で、普段の買い物や病院通いにも車が必要です。特に高齢の親が同居している場合は、病院に行くのに車がないと生活できません。タクシー利用という手もありますが、まだそこまで踏み切れていません。

 

地産地消」ではないですが、これからスーパーなどの買い物や病院は、自宅から自転車で行ける範囲に少しずつ限定していこうかと思っています。自転車はやっぱりエコです。維持費もほとんど全くかかりません(ただ今年から岡山市では自転車保険の購入が毎年必要になりました)。自転車は何と言っても体にいいです。二酸化炭素も放出しない、まさに究極のクリーンな交通手段です。今だとバスや電車は新型コロナの感染が怖いですが、自転車はその点大丈夫。そしてその自転車がふらついてきたら、最後はいよいよ徒歩ですね。

 

田舎道をどこまでも歩いていく自分の姿をイメージするのもなかなか楽しいです!杖をつきながらのヨタヨタかもしれませんが。

 

 

アボカドと鶏ひき肉のエスニック炒め

2021年5月27日

 

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今日はアボカドを使った料理です。アボカドは自分ではほとんど買うことがありません。NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』(2021年6月号)にアボカドを使った炒めものが3種類紹介してあったので、やってみることにしました。

 

 

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アボカド1個を縦半分に切って種を除きます。赤とうがらし1/2本の種を除き、1cmの長さに切ります。

 

フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、鶏ひき肉100gを炒めます。赤とうがらしを加えます。

 

アボカドをスプーンで大きくすくってフライパンに入れ、中火でさっと炒めます。酒大さじ1を加え、レモン汁を振ります。テキストにはナムプラーを加えて炒め合わせるとありましたが、ナムプラーが無かったので使いませんでした。したがって、タイトルの「エスニック炒め」にはならないかもしれません。代わりにしょうゆ少々で味をまとめました。

 

出来上がってみると、アボカドの薄緑色がとてもきれいです。アボカドをスプーンですくったときの感じや、食べたときの舌触りも、何となくエスニックという雰囲気です。味も面白い味。おいしいです。もう一度リピートしたいメニューです。今度はナムプラーを使ってやってみたいと思います。

 

作りやすさ★★★

栄養価★★★

美味しさ★★★

材料費★★★

 

 

オリーブの花が咲きました

2021年5月26日

 

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わが家の庭に1本あるオリーブの木。かなり大きく成長しましたが、これまで花が咲いたのをしっかりこの目で見たことがありませんでした。たまたまNHKテキスト『趣味の園芸』(2021年4月号)を買ったら、その中に「憧れのオリーブと暮らそう」という特集記事があって、それを読んだ私の中に一気にオリーブ熱が燃え上がりました。そういえばうちに地味に伸びているオリーブの木が1本あったなあと気がついて、それならいつかこの木に花を咲かせてオリーブの実をならせてみたいと思い始めたわけです。

  

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オリーブの木は1本では実がならず、花が咲いても他の品種の花粉がなければ受精しないのだそうです。それを知って、園芸店でまだ小さな鉢植えの木を買ってきました。これが大きくなって花を咲かせるまで2,3年はかかりそうですが、それまで待とうという気になっています。近所の散歩をしているうちに、庭にオリーブの木を植えている家を何軒か見つけました。頼んで花粉をわけてもらって、それでうちの木の花の人工受粉をさせてもいいのですが、そこまで踏み出す勇気がありません。

 

少し前からわが家のオリーブの木の枝に沿って白いつぶつぶの塊のようなものが見え始め、ひょっとしたらこれが花になるのかなと思って様子を見ていたら、今日はそれがやっぱり開花していました!!地味な花ですがなんともかわいいです。小さな虫がブンブンと羽音をたてて飛び回っているので開花に気が付きました。それで今日はその花の咲いた小枝を切ってきて、机の上でスケッチしました。

 

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オリーブの木に花が咲いた


 

買ってきた鉢のオリーブも元気に育っています。NHKテキストによると、オリーブはとても育てやすい木だそうです。日当たりと適度な水やりでどんどん成長するとか。鉢を玄関先やベランダに置いてもいい雰囲気になると思います。

 

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鉢のオリーブの木



 

 

豚汁

 2021年5月25日

 

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豚汁というと冬の料理というイメージですが、夏でも材料はもちろん全部そろうので、冬と同じように楽しめます。忙しい時にさっとできて、栄養価が高く、しかもおいしいので助かります。NHKテキスト『今日の料理ビギナーズ』(2021年1月号)を参考にしました。

 

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鍋にサラダオイルを適量いれて中火で豚肉の薄切りを炒めます。これにネギ、じゃがいも、にんじんを加えて油をからめるように炒めます。

 

全体に脂が回ったら、水カップ4を加えます。煮立ったらアクを除いて、弱火で8分煮ます。味噌大さじ2を溶かしながら加えて出来上がり。

 

普通豚汁を作る時には、はじめに出し汁をつくり、そこに豚肉、じゃがいも、たまねぎ、にんじんなどを加えて炊きますが、このレシピ―でははじめに豚肉を十分脂で炒めて脂をにじませ、それを野菜にからませるというやり方をします。あとは水を加えるだけて煮ていきます。煮る時間は短いです。こうすることによって豚肉の味に厚みがでるようです。確かに、シンプルなのに、妙においしい豚汁になりました。

 

作りやすさ★★★

栄養価★★★

美味しさ★★★

材料費★★★

テレビの思い出

2021年5月24日

 

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もうすぐアジサイの季節


 昨日新しいテレビを買ったことを書いたので、今日はテレビの思い出について書いてみます。

 

私がテレビというものを初めて目にしたのは、昭和32年(1957年)。ちょうど小学校3年の時で、当時島根県松江市に住んでいて、繁華街の街頭テレビで力道山のプロレス中継を見た時でした。力道山の空手チョップが炸裂していました。2年後の昭和34年(1959年)4月には当時の皇太子殿下と美智子妃殿下のご成婚の特別番組があり、この時一気にテレビが一般家庭に普及し始めました。わが家にはテレビが無かったので、同級生の家に呼ばれてご成婚パレードを見せてもらったのをおぼえています。大相撲の中継もテレビでしていて、それも時々別の友だちの家で見ました。栃錦若乃花の時代から大鵬柏戸の時代に移りつつありました。当時はまだテレビは高価でした。私が通っていた小学校は地元の国立大学教育学部附属小学校で、クラスには地元の銀行家、医者、裁判官、弁護士、商店主などの裕福な家庭の子供が多くいました。うちは中流のサラリーマン家庭だったので、まだテレビを買う余裕がありませんでした。この小学校に通った3年間で、子供ながらに世の中にハッキリとした「経済格差」というものがあることを知りました。

 

中学生になると同時に父親の転勤で鳥取県米子市に引っ越し。もうテレビは値段が下がって一般家庭にかなり普及していましたが、相変わらずわが家にテレビは無く、中学3年になってやっと小さなテレビが来ました。その頃見た番組で覚えているのは藤田まことの「てなもんや三度笠」と江戸家猫八、一龍斎貞鳳などの「お笑い三人組」です。

 

すぐに翌年には高校生になり、受験勉強でテレビは見ない(見たくても見れない)生活に。3年間の高校生活が終わって、無事大学へ進むと、下宿生活は家からのわずかの仕送りだけで質素でした。勿論テレビは無し。大学の3年になると専門課程で勉強が忙しくなり、自分で言うのも何ですが、ひたすら実験と勉強の日々でした。当然テレビ無し。大学を卒業して大学院へ。それと同時に家からの仕送りが無くなり、奨学金と家庭教師のアルバイトだけの生活はあいかわらず極めて質素でした。毎週土曜日の午後1時半から6時まで中学3年生の男子の家庭教師をしていた時には、時々夕食を食べさせてもらえたのですが、その時には食卓そばのテレビにはドリフターズの「8時だヨ!全員集合」がいつも映っていました。ちょうど志村けんがデビューした頃でした。大学院を経て27歳で大学の研究職に就職。その頃もひたすら実験と勉強の日々でテレビ無し。その後結婚してテレビは買ったのですが、仕事が忙しくて見る時間がほとんどありませんでした。こんな調子で、あれよあれよと言う間に65歳の定年。退職して初めてゆっくりテレビを見る時間ができました。

 

この歳になってテレビは面白いなと思います。よく見るのは朝昼晩のニュースとTBSの「ひるおび!」、「サンデーモーニング」などの報道番組、NHK Eテレの「日曜美術館」、NHK BSの「岩合光昭の世界ネコ歩き」、NHKの「NHKのどじまん」。最近NHK プラスが視聴できるようになってからは、旅番組やドキュメンタリー、料理番組などをパソコンで楽しんで見ています。

 

しかし時代はテレビからインターネットへ。まさにその通りです。今度テレビを新しく買ったのですが、実際のところテレビの時代はそのうち終わるのかもしれませんね。インターネットがこんなにも便利ですから。今やニュースも報道番組もビデオも、一人でパソコンやスマホで鮮明な画像で楽しめる時代です。

 

 

 

古いテレビが壊れ、新しいテレビが来た

2021年5月23日

 

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壊れたテレビ

 

14年前に買った小型テレビが映らなくなり、新しいテレビに買い替えました。14年前というのはちょうど福岡市に住んでいた家内の父母をわが家で世話をすると決心した時で、義父はその時83歳ぐらい。病気で体力が無くなり、ベッドで寝ている時間が多い状態でした。主に、義父の介護をしていた義母の気分転換に居間にテレビがあったほうがいいだろうとの判断で購入。それから2年ほどで義父は亡くなり、その後は義母がもっぱら一人でテレビを楽しんできました。

 

一方、私の母を引き取ったは5年ほど前。父が亡くなり、しばらく施設に一人で入っていましたが、その後わが家に来ました。それ以来2人の高齢の母の世話をすることになりました。現在母96歳、義母92歳。どちらも100歳まで頑張ってもらうのがわが家の大きな目標です。「二人のお母さんの面倒を見るなんて、表彰もんだわねえ」と近所の奥さんに言われますが、幸い二人共今のところ元気で、普通の生活支援だけでよく、介護の必要はありません。5年前に来た母のためにもベッドのそばに置く小型テレビを買いました。

 

テレビというのは考えてみると寿命が長い製品だと思います。うちの2人の母は、デイサービスに行かない日は、どちらもほぼ1日中テレビを見ています。我々もやがて親のようにテレビをみて1日過ごすようになるのかと思うと、ちょっとため息がでます。しかし、考えてみれば、私達の世代から下の世代は1日中仕事や趣味でパソコンやスマホの画面を見ているので、その意味では似たようなものです。テレビは故障すればすぐ買い換えればよいし、値段も結構安いのですが、パソコンやスマホは高価で、壊れると生活のあらゆる面がピンチになります。壊れる前にどんどんシステムが古くなって、ずっと使いたくても使えなくなるという不安もあります。今度壊れたテレビのように14年ももつということはまず考えられません。そして年間の維持費も相当大変です。

 

今回、新しいテレビは思い切って4Kのスマートテレビにしました。スマートテレビというのはインターネットにつないで、テレビでYouTubeの動画やアマゾンプライム・ビデオなどを楽しめるテレビです。すでに若い世代が一人ひとり普段パソコンやスマホでやっていることを、高齢の家族とも共有しようと思ってやってみました。テレビがインターネットに繋がるというのは、わが家では画期的なことです。この新しいテレビが壊れる頃には私も超高齢者になっていて、そろそろ体が壊れているのかもしれないなあ(あるいはテレビより先にあの世に行っているかな)、などと思いながら新しいテレビの画面を見ています。