こんな本読んだことありますか? 『クックパッド おうちで簡単! 絶品パスタ』(宝島社)
2021年10月13日
インターネットの料理サイト『クックパッド』にはよくお世話になります。今回、いろいろなパスタを作ってみたくなって、この本を購入しました。「誰が作ってもお店みたいな味になる 全100品」と表紙に書かれています。読者の実践アンケートから選ばれたパスタばかりなので、期待できそうです。
パスタは、ご飯と味噌汁とおかずの定番メニューから離れて、ちょっと気分転換したい時とか、忙しくて料理の時間がない時とか、材料がそろわない時とか、そんな時に登場します。とにかく簡単なので助かります。一人で食べる時にもよく作ります。
全部で80ページほどの小冊子ですが、写真がきれいで、作り方もコンパクトにまとめられています。子供でも、一人暮らしのお年寄りでも、多分これを見るとどれか作りたくなるでしょう。肉と野菜のバランスのよいメニューが多いです。毎食パスタというわけではなく、たまにパスタというのであれば、栄養面でも問題はないでしょう。
ところでスパゲッティとパスタはどう違うの? 多分みんなが抱く素朴な疑問です。
広辞苑第7版の説明は次の通りです。
スパゲッティ:代表的なパスタ。細長い棒状の麺。(語源はイタリア語)
パスタ:イタリア料理に使う、小麦粉を水や卵で練った食品の総称。スパゲッティ・マカロニ・ペンネなど。また、その料理。(語源はイタリア語、ドイツ語)
私の愛読書『男のウンチク学』(古谷三敏著、講談社文庫)にはスパゲッティについて次のように書かれています。
「うまいスパゲッティを食べようと思ったならば、デュラム・セモリナ100パーセントのスパゲッティを手にいれなければならないが、これは、今日さほど困難なことではない。
デュラム・セモリナとは、別名マカロニ小麦ともいわれるデュラム小麦を粗びきしたものだ。この小麦の産地は、アメリカ、カナダ、地中海の沿岸で、その特徴は、粒が非常に固いことと、蛋白質が多いこと。だから、デュラム・セモリナは、非常なねばり気を持っている。」
ここで著者があげているスペゲッティのおいしいゆで方をまとめてみます。
- 大量のお湯を使ってゆでる。
- お湯が煮えたぎってきたらスパゲッティの束をほぐしながら入れ、この時、味をしめるために、一握りの塩をぱっと入れる。
- 麺は固めにゆでる(パッケージに書いてある時間より幾分短めに)
- ゆであがったら、すぐにザルで水気を切り、熱いうちに食べる。
- ゆであがったスパゲッティを水にさらしたり油で炒めたりしてはいけない!これをするとどんな麺もまずくなる。
さあ、おいしいスパゲッティに挑戦です。