わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

春キャベツたっぷり焼きそば

2021年3月20日

 

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今日は春分の日。とても暖かな1日でした。午後からは雨が少し降りました。今日は、春キャベツを使った焼きそばを作りました。これは私の定番メニューです。

 

フライパンにサラダオイルを入れて中火で熱します、にんにくのみじん切り、しょうがのみじん切りを入れて香りが出るまで炒めます。にんにくが焦げる前に、タマネギのみじん切りを入れて一緒に炒めます。次に豚肉(豚バラなど)を食べやすい大きさに切って、塩コショウをして炒めます。ちくわの細輪切り、干しえびも入れます。

 

次に、食べやすい大きさに切った春キャベツともやしを投入し、炒めます。野菜がしんなりしたら、麺をほぐしながら加え、全体に火を通します。最後に、香り付けにごま油を回し入れ、タレとしてオイスターソースをからめれば出来上がり。

 

皿に盛った後、かつお節と青のりをふります(今日は青のりは無し)。

 

味はいつも安定しています。今日は特に春キャベツのグリーンがきれいでした。

残念だったのは、うちの母(96歳)がキャベツが嫌いで、きれいにキャベツだけ残していたこと。柔らかくておいしいのに・・・! 今日は春キャベツが看板なのに・・・!

 

「焼きそばの キャベツつまんで 除けるばば」

 

作りやすさ★★★

栄養価★★★

美味しさ★★★

材料費★★★

 

ミートソーススパゲッティ

2021年3月19日

 

昨年末に買ったNHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』(2020年12月号)の「じっくり煮込んで本格派 ミートソーススパゲッティ」の記事が頭から離れませんでした。ミートソーススパゲッティ(私のように古い世代の人間はスパゲッティミートソースと呼び慣れています)は、私が普段よく作るメニューで、このテキストの記事の内容とどこが違うのか、いつかテキスト通りに作ってみたいと思っていました。

 

 

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まず、たまねぎ、にんじん、にんにくをみじん切りにし(テキストにあったセロリは無かったので使いませんでした)、フライパンにオリーブ油を多めにいれて中火でさっと炒めます。次に弱火にしてふたをし、時々ふたを取って混ぜながら約5分加熱します(この段階で、にんじん、にんにくを使うところが私のやり方と違いました。中火から弱火への切り替えも違います。私は中火のまま)。

 

牛のひき肉(ここでは牛肉を細かく切って使用)を加え、中火で炒めます。肉の色が変わったら、小麦粉(小さじ3:3人前)を加えて炒めます(私のやり方では小麦粉なし)。次に酒(カップ2分の1)を加え強火にし、煮立ったら火を止めます(テキストでは赤ワインとなっていましたが、酒で代用)。

 

トマトの水煮(缶詰)1缶、水カップ2分の1,ローリエ、塩、こしょう、砂糖を加えて混ぜて中火にかけ、煮立ったらふたをして弱火で15分煮ます。ふたを外し、さらに15分時々混ぜながら煮詰めます。最後に塩、こしょうで味を整えてミートソース作りは終わり。

 

スパゲッティは沸騰した湯(塩入り)で決まった時間ゆがいて、ざるにあげて湯をきり、皿に盛ります。上からミートソースをかけ、刻んだパセリを振りかけ、粉チーズを振って出来上がり。

 

食べてみた感想。私が普段つくるミートソーススパゲッティよりずっとおいしい! これには感動しました。火加減の細かい調節やふたの使用が味の決め手のように思います。材料は私の作るものとほとんど変わらないのに、この味の深さ。私の場合、中火でふた無しで炒めて短時間で仕上げるので、味がこんなにも深くならないのでしょう。今日はプロの裏技に教えられました。

 

作りやすさ★★

栄養価★★★

美味しさ★★★

材料費★★★

 

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照り焼きハンバーグ

2021年3月18日

 

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今日は、NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』(2021年3月号)お弁当シリーズの中の「照り焼きハンバーグ」を作りました。

 

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肉ダネとして、合いびき肉、塩とこしょう少々、溶き卵、パン粉、牛乳をボウルに入れて粘りがでるまでよく混ぜます。これを小さく分けて丸め、サラダ油を引いたフライパンで焼きます。焼き色がついたら裏返し、別に用意したピーマンの細切りと一緒に炒めます。ピーマンに火が通ったら、水、砂糖、しょうゆを混ぜたものを上からからめ、ふたをして中火で3〜4分蒸し焼きにします。

 

手順は簡単です。このハンバーグの作り方はかなりシンプル。食べてみると、やわらかくて食べやすい。ただ、やはり、味が弁当向きです。照り焼きなのでどうしてもしょうゆ・砂糖味になるのでしょうが、ここはケチャップやソースなどの選択肢も残したほうがよいと思いました。ハンバーグ好きの私からすると、ここでもうワンステップ、バターでよく炒めたタマネギのみじん切りを肉ダネにたっぷり入れるという手順を加えると、味にぐんと深みが増していいと思います。バターが入ると洋風になるので、最後はケチャップかソースですね。

 

作りやすさ★★★

栄養価★★★

美味しさ★★

材料費★★★

 

こんな本読んだことありますか? 『海を撃つ』(安東量子著、みすず書房)

2021年3月17日

 

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この本を読むきっかけは、著者の安東量子さんが出演したNHK Eテレ(日曜日朝5時)を見たことでした。安東さんは、福島の原発事故を体験し、事故に振り回されたその後の福島の人々の暮らしを記録に残そうと、本業の植木屋の仕事のかたわら執筆活動をしている作家です。1976年広島県生まれ、2002年から福島県在住。原発事故後、生活の場の放射線量を測定し続け、原発事故を考える地元住民の活発な活動をリードしてきました。

 

第1章「あの日」では、福島第一原発の事故でに避難の体験が描かれています(以下、一部引用)

「2011年3月15日午前6時過ぎ、東京電力福島第一原子力発電所は、1号機、3号機に続いて4号機が水素爆発を起こした。その報道を受け、原発から直線距離にして約60キロメートルの距離に住む私達も避難を決めた。遠方の親戚や知人から立て続けにかかる避難を促す電話に、『逃げると言ったって、行くところがある人はいいけれど、うちはどこに行けばいいんだ』と困惑顔で呟く隣人を気にかけながらも、夫と私は車に荷物を載せ、水戸に住む親戚宅へ向かった。

 何を持っていけばいいかなんてわからない。自宅にあったありったけの食料と着替え。貴重品そして毛布。飼っていた犬をつないでいたロープから放し、餌をあるだけ与えた。猫にも同じように水と餌を用意する。表の道路に出て車のサイドミラーをふと見ると、犬が車の後ろをついてくる。彼はなにが起きているかを知らない。もしかするともう帰って来ることができないかもしれない。ふとそんな思いがよぎり、ごめんねごめんねと誤りながら、振り切るように車を走らせた。」

 

3月15日から各地の放射線量が報じられ始め、自宅のある地域の放射線量の情報を見て、3月21日には親戚宅から自宅に戻ります。その後は、混乱と不安の中で、公表される測定データや情報だけが頼りの生活でした。

 

やがて、著者は国際放射線防護委員会(ICRP)という組織の存在を知り、また地元で開催される専門家の講演会に参加するようになります。そして住民の間で放射線の勉強会を立ち上げます。講師として招いた専門家と住民とのやりとりを続ける中で、次第に自分の活動の方向が定まってきます。ソ連チェルノブイリ原発事故の体験を学び、そこから福島原発事故で苦しむ住民をサポートする知恵をもらう。そして、チェルノブイリ事故の影響を受けたノルウエーとベラルーシの現地へも行きます。

 

その後は福島の地元で、日々身の回りや野菜などの農作物の放射線量の測定を続けながら、その活動を記録していきます。

 

そして本書の終章に近い第8章「ふたたび、末続(すえつぎ)」の中の文章です(以下引用)。

「私がしたのは、彼ら(住民)が知っていたことを、ひとつひとつ目の前で測って、目に見える形で示すことだけだったのかもしれない。混乱をもたらしたものの正体を知るために。どこまでが放射能のせいなのか、どこからは放射能のせいではないのかを知るために。どこからが上乗せされたリスクなのか、どこまでがそうではないのかを知るために。

 今も細々と測定は続けている。2012年からずっと測り続けている女性が、はにかむように笑いながら言う。まだ測ってるの?もういいんじゃない?って言われるの。そう測ってるのよ。わかってる、わかってるけどいいの。まだ測るの。これが好きなの。趣味なのって答えてるの。胸ポケットに入れてある小型の個人線量計を軽く手のひらで叩きながら、彼女は答える。こと細やかに彼女は確認してきた。畑で新しい種類の野菜を育てるたびに、事故後に栽培してこなかった畑を初めて使うたびに、測定に持ってきた。もうかつての表情の固さはない。わかってるんだけれど、念のためにね、と毎回言い訳のように付け加える。でも、結果を確認する目は真剣だ。」

 

自分たちが納得いく形で、自分の身の回りの放射線量の測定を続ける。これがやはり原発事故の影響をうける地域の人たちの積極的な生き方を示しています。専門家に任せないで、住民自身が自分の命を守る行動をする、そのために、科学の勉強もし、実際にデータも取る。その活動の記録(本書)は、著者の強い意思と行動力に裏打ちされていて、リアリティをもって読者に訴えかけてきます。

 

 

 

GO TO ART! 木曜スケッチ会通信の第9号を発刊して 

2021年3月16日

 

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私達の水彩スケッチグループは月1回の野外スケッチを行ってきましたが、昨年1月から新型コロナの影響で活動停止となりました。その間、会員30名の相互の連絡と作品発表の場として、スケッチ会の通信を昨年6月から月に1回発行してきました。通信のタイトルは「彩(いろどり)」です。一人 A4 で1ページのスペースに絵と簡単な文章を載せます。しかし、幸い3月からスケッチ会が再開されることになり、この「彩」は今日第9号を出して、あとはしばらく休刊することにしました。今日はこの9ヶ月のスケッチ会通信「彩」の活動を振り返ってみます。

 

作品を「彩」に出した人の延べ人数は96名。作品数は116でした。会員の約3分の1が作品を投稿したことになります。「彩」は毎回 E-mail の添付と Google ドライブのファイルの閲覧という形で会員に送りました。インターネットの環境が無い会員もいたので、その人達にはプリントアウトした「彩」を郵送しました。

 

今回の活動の最大の反省点は、投稿者が限定されたことです(毎回約10名)。その理由として考えられるのは次の点です。

  • パソコンやスマホを使いこなせない会員が多い(会員は50歳〜80歳の中高年):投稿したくても絵の写真の送り方が分からないし、そもそもスマホに送られてきた「彩」の閲覧の仕方がわからない人がいる
  • 閲覧者が会員限定なので、やる気が出ない:これは絵の上級者に多い不満

 

一方、良かった点は次のようなものです。

  • 自分の作品を形に残せた
  • しっかりと時間をかけて作品を会員に見てもらえた
  • 文章と絵を通して、会員相互の理解が深まった
  • 野外スケッチに行けないコロナ禍の下で、自分独自の水彩画を模索できた

 

今後への課題:

高齢者といえども時代の変化についていかねばなりません。パソコンやスマホを使って、SNS などを通して積極的に外の世界と関わることが必要です。これを機会に、ブログを始める、ホームページを作って絵の常設展をやる、インスタグラムに絵を投稿して自分ギャラリーを運営する、などの活動を会員の間で広げていきたいと思います。

 

から揚げのり弁当

2021年3月15日

 

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「から揚げのり弁当」のメニューで今日のお昼ご飯を準備しました。NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』2021年3月号を参考にしました。

 

 

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まず、鶏のから揚げ。鶏むね肉を酒、しょうゆ、ごま油少々で下処理します。それにかたくり粉を加え、しっかりからめてから、170℃の油で揚げます。

 

次にキャベツとにんじんのじゃこ甘酢。キャベツを小さく切り、にんじんは薄い半月切りに。それらをさっとゆでて、ざるにあげ、水気を切ります。ボウルにゆでた野菜を入れ、ちりめんじゃこ、砂糖、塩少々、酢を加えてあえます。

 

最後にのりおかかご飯。かつお削り節にしょうゆ少々を加えて混ぜ、熱いご飯の上に乗せます。その上に、小さくちぎった焼きのりを乗せます。以上で完成。

 

三品とも時間がかかりません。本来は朝に弁当箱に詰めて、昼に食べるという料理です。のりおかかご飯は、なんだか昔食べたような記憶があります。なつかしいです。キャベツとにんじんのじゃこ甘酢では、昨日に続いて今日も「かえりちりめん」を使いました。火を通さないので、昨日よりももっと硬かったようで、年寄りには不評でした。私はとてもおいしいと思ったので評価は満点です。この『きょうの料理ビギナーズ』には、どちらかというと若い世代向きのメニューが多いような気がします。高齢者には、毎回少し食べやすくなるような工夫がいりますね。

 

作りやすさ★★★

栄養価★★★

美味しさ★★★

材料費★★★

 

なすとじゃこのきんぴら風

2021年3月14日

 

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台所の野菜かごに季節外れのなすが2本あったので、NHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』(2021年3月号)を参考に「なすとじゃこのきんぴら風」を作りました。

 

 

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なすはヘタを取って、皮をしま模様にむいて乱切りにします。フライパンにごま油をひき、じゃこと刻んだ赤とうがらしを炒め、そこになすを加えてさらに炒めます。水を少し加えて2分間蒸し焼きにし、みりん、しょうゆを加えて炒めます。

 

今日使ったじゃこは鳥取県産。ふるさとの味です。テキストにはちりめんじゃこ使用と書いてあったのですが、ちょっと大きめの「かえりちりめん」を使いました。それでやや歯ごたえがありすぎて高齢者には厳しかったかもしれません。かえりちりめんとは、イワシの子(ちりめんじゃこ)が少し成長したものだそうです。味はとても良くて、ゆっくり噛んで味わうとご飯に合います。簡単にできるのがいいです。夏から秋にかけて、なすが旬の時期にもう一度やってみたい料理です。

 

作りやすさ★★★

栄養価★★

美味しさ★★★

材料費★★★