わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

自宅の太陽光発電パネルで発電した電気の「買い取り期間満了」の知らせ

2019年7月10日

 
昨日、電力会社から我が家に1通の連絡が来ました。「再生可能エネルギー電気の固定価格買取制度にもとづく買取期間満了のご案内」です。この知らせ、やがて来るだろうと思っていましたが、突然来ました。自宅の屋根に太陽光発電パネルを設置している個人で、固定価格買い取り制度(余剰電気の買い取り)にもとづく10年間の買い取り期間が満了した顧客には、電力会社から順次この連絡が来ることになります。


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さて、それで買い取り期間が終わった後どうするか・・・・。選択肢は二つです。一つは引き続き電力会社(今は自分で複数の電力会社から好きな会社を自由に選べます)に売電する。もう一つは、蓄電池を買って自家発電した電気をためておき、足りない時に使う。売電する場合、これまでは1キロワット時あたり最高48円でしたが、今後はその7分の1程度に大幅に下がります!! 私の住んでいる地域の大手電力会社(中国電力)の場合、買い取り価格は7.15円。消費税10%の税込み価格です。これを考えると、自宅で作った電気は自宅で使い切ったほうが得です。
 
我が家では、電気を買う場合、今まで買っていた大手電力会社から、再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱など)を主体としたエネルギーを使える電力会社に乗り換えようと前々から話していました。なので、これは「電気の問題」を真剣に考えるちょうどいい機会となりました。我が家には90歳代の年寄り二人がいるので、夏と冬の時期はほとんど毎日1日中エアコンをつけっぱなしにしています。したがって、電気料金は冬と夏は飛び上がるほど高いです。安い電力会社に乗り換えて、これを1割でも2割でも節約したい!
 
このような電気購入(電気会社から買う電気料金は現在20円~30円です)については、インターネットサイトの価格.com で「電気料金」と入れて調べると、各地域で展開している電力会社の提示価格や発電内容(火力か原子力再生可能エネルギーか)がわかります。私は原発に反対なので、発電内容にもこだわりたい。このサイトは電気使用量や使用パターンをもとに、各家庭の1年間の電気代を電力会社ごとに比較して示してくれるという優れものです。一方、売電については、このような便利なインターネットサイトがあるのか、まだ未確認です。
 
自分の気持ちとしては、自家発電した電気は自分で使い切りたい。最近よく耳にする「自産自消」です。災害時にも自家発電の電気を有効に使えれば助かるはずです。問題は蓄電池のコスト。今、蓄電池は各メーカーが競って開発していて、最近は商品カタログも目にします。これが1100万円程度かかります。頭をよぎるのは、これから先、自分が果たして何年生きるのかということです。そして10年前に購入設置した太陽光発電パネルはいったいいつまで持つのか(これも初期投資にかなりかかりました。ハッキリ言って元は取れていません。最近は古いパネルの発火事故も各地で報告されています)。
 
いつまでも大手電力会社にばかり頼っていないで、自立して自分の使う電気ぐらい自分で作りたい。もし、期待通りに自家発電できないのであれば、生活をもっとシンプルにして、わが日本人の得意な「清貧の暮らし」を実践したい。
 
「自産自消」となると、上に書いたように、最低でも小さな蓄電池の購入は必要です。日本の技術のイノベーション(技術革新)を助けるつもりで、ちょっと高いけれどまあ蓄電池に投資しようか・・・。しかし、いずれ太陽光発電パネルも蓄電池も使わなくなって(使えなくなって)粗大ゴミになるしなあ・・・(私の地元岡山県では使わなくなったパネルの処分工場が最近稼働を始めました)。
 
クリーンエネルギーのために、また新たなゴミを出して地球環境を痛めつける。本当に人類は罪深いですね。便利な生活は、そのツケも大きい。電気の問題、悩みは深いです。