わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

回船問屋の 座敷で楽しむ スケッチ会 (岡山県倉敷市 下津井・瀬戸大橋 水彩スケッチ)

2017年7月


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グループで、下津井で2度目のスケッチ会をしました。前に一度来ているので、電車もバスもスムーズ。8時30分JR児島駅発のバスで8時48分定刻に下津井漁港前に着きました。今日は暑くなりそうなので、来る人は少ないだろうとおもっていたのですが、予想に反して12名の参加がありました。
私は、到着後すぐに歩いて下津井漁港の東の吹上漁港の方に移動し、観音寺の石段を登って、お寺の境内から眺める瀬戸大橋と眼下の吹上漁港を描きました。

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きれいな松が植えられた境内にはちょうどよい日陰があって、朝の風も涼しく、快調にスケッチを始めました。しかし、始めてすぐに私の目の前の石垣の工事をする人たちが2,3人現れて測量を始めました。「お邪魔でしたらすぐにどきますから」と声をかけると、「いや、大丈夫ですよ」との返事でした。若い人が私のイーゼルの横の狭いところを砂袋やコンクリートや石を運んで通過されるので、大丈夫とはいわれてもちょっと申し訳ない気持ちでした。そのうち、工事の会社の上司の人が現れたり、工事の依頼をしたお寺のお坊さんが来られたりしたのですが、どなたもとても好意的でした。

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今日のスケッチは、工事の邪魔にならないよう早く終わろうと集中して2時間半。途中から日差しが強くなって、新しく買った日傘を差してスケッチしました。日傘はなかなか気持ちがいいです。これから手放せなくなりそうです。
 
今日はF6を2枚並べて風景の広さを描きたいと思いました。今回、瀬戸大橋はもちろん描きたかったのですが、眼下の漁港も何とか入れたいと思い、いろいろ苦労しました。手前に並んでいる漁船をもっと沢山入れられればよかったのですが、スペースの関係で出来ませんでした。そこだけが心残りです。工事で来ていた一番年配の人も絵が好きだそうで、人物デッサンをしたり、車に絵を描いたりというようなこともやっているのだそうです。「色がきれいです」とほめてもらいました。
 
スケッチが終わって、全員12時半にむかし下津井回船問屋の母屋のお座敷に上げてもらい、庭に面した部屋の畳に座って今日のスケッチの講評会をしました。こんなすばらしい場所で講評会ができるなんて予想もしていなかったので、とても滿足しました。


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ラングトン水彩紙 中目 F6 2枚続き
青墨筆ペン
シュミンケ固形水彩絵の具
所要時間:2時間30分