わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

涼風や 蚊もなく負荷もなく 梅雨が明け (岡山市北区 岡山市立半田山植物園 水彩スケッチ)

2017年7月

 
近畿、中国、四国地方は、昨日7月19日に梅雨明けしました。今日は半田山植物園で野外講座のスケッチ。夏の時期は、一人でスケッチするのにはかなりの決心が要ります。野外はこの時期とても暑く、さらに紫外線が強いので、つい外に出るのがいやになり、部屋の中に閉じこもってしまいます。その点、グループでスケッチに行く日程が予め決まっていると、もう仕方なしに出かけることになります。
 
今日は暑さと紫外線対策はほぼ万全でした。つばの広い日よけ帽子、透明サングラス、帽子の下に被って顔の側面を遮光するタオル、日焼け止め、晴雨兼用傘(男女兼用)、長袖シャツ、軍手、冷たい飲み物、簡単な食べ物、虫除けスプレー2種。これだけあるとさすがに大丈夫です。最近は強い日差しを避けるために歩行中に日傘をさす男性も多く見かけるようになりました。これは正解だと思います。地球温暖化でこれだけ夏に熱中症で倒れる人が出る時代です。「男は夏は真っ黒に日焼け」という時代は終わりました。今は男も女も紫外線や暑さを避けて夏を過ごします。実は私も昨日、野外スケッチ用に本格的な男性用日傘を注文しました。男性用日焼け止めもいろいろなメーカーから発売しているのを知りました。
 
今日の植物園、前回もそうでしたが、丘を昇ると木立の中のあちこちにとても気持ちのよい日陰があり、スケッチするにはとてもよい環境です。今日は前回よりさらに高いところまで登って、岡山市街を見下ろす位置でスケッチしました。緑に囲まれた場所ですが蚊などの虫も少なく、林の中を吹き抜ける風の心地よさを満喫しました。スケッチは今日もモンバル・キャンソンのF6スケッチブックを縦に見開きにして、まず筆ペンでスイスイ線描きをしました。この水彩紙はとにかく線描きがとても楽です。下書きの鉛筆も筆ペンも途中でひっかかることがありません。彩色の際の絵の具の吸い込みはやや遅いのですが、それを我慢して、初めの色(明るい場所に塗るうすい黄色や陰の場所に塗るうすい紫)を塗って少し時間を待って次の色を重ねると、とてもいい発色で満足します。今日使った絵の具は前回同様シュミンケの固形水彩絵の具です。この絵具は陽の光が明るい夏の風景向きだと思います。はっきりとした色がとてもよく出ます。冬や春や晩秋の静かな落ち着いた色合いを出すには、ウインザー&ニュートンの水彩絵の具が適しているように思います。


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今日のスケッチ時間はちょうど3時間でした。暑い時には少し高い場所に登ってスケッチするのがいいみたいです。そこに日陰があると本当にベストです!

モンバル・キャンソン水彩紙 中目 F6 見開き
筆ペン(青墨)
シュミンケ固形水彩絵の具
所要時間:3時間