わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

橋の下 明るい場所では ないけれど (岡山県岡山市北区 京橋 水彩スケッチ)

2016年9月

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グループで再び京橋に来ました。今日は朝から日差しが強かったので、日陰になる場所を探すうち、自然に橋の下にやって来ました。橋の下というと、昔から草ぼうぼうでゴミが捨てられ、捨て猫や捨て犬が置かれる暗い場所というイメージが強いのですが、京橋の下はかなりきれいでした。この河岸一帯が公園になっているせいだと思います。
 
京橋は日本の伝統的な木の橋桁のスタイルを受け継ぐ鋼管柱橋梁で、日本土木学会推奨の土木遺産に指定されています。土木学会の資料によれば、京橋の特徴は2枚の鋼板を丸めてリベット留めし、それをつなぎあわせて鋼管柱にしている点だそうです。明治期に多用された鋼管柱橋脚も現在では数が少なくなり、京橋は日本で一番古い鋼管柱橋脚の橋の一つです。明るいブルーに着色され、なかなかきれいな橋です。


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橋の上を市内電車や車が走るので、かなり騒音はしますが、涼しい風が通って、橋の下というイメージの悪さを除外すれば、スケッチするには快適な空間でした。橋桁の形がユニークなので、これをうまく取り入れて、対岸の昔の遊郭の辺りの古い家並みを入れて描いて見ました。なかなか面白い構図になったと思います。
 
最近はF10号に描いています。画面が広くて気持ちがいいです。見開きと違って、左右または上下のページで連続した画面にしなければと気にする必要はないし、かなり気分は楽です。ただ、持ち運びが不便で、多分F10号ぐらいが手で持って運べる限界かなと思います。それを考えると今まで使っていたF6は道具入れの袋にもギリギリ入るので楽です。今日も3時間で描き上げました。


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ラングトン水彩紙 F10号 中目
ぺんてる筆ペン(青墨)
ウインザー&ニュートン固形水彩絵の具
所要時間:3時間