わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

こんな場所で こんな名前で 生きてます (岡山市北区 萬歳酒造酒蔵スケッチ)

2016年6月

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グループで岡山市中心部の旧旭東幼稚園舎のスケッチに来ました。この幼稚園の建物は国の重要文化財に指定されている古いものです。岡山市の市立中央図書館の駐車場に車を駐めて歩いてすぐ。噂に聞いていたけれどまだ一度も訪れるチャンスがなかった旧旭東幼稚園です。たしかに素晴らしい建物でした。中の様子を見たいと思って建物に近づいて眺めていたところ、講師の先生が、「こちらの酒蔵もすごいですよ」と近くの酒屋の酒蔵を教えて下さいました。せっかくだから幼稚園を描く前にその酒蔵も見ておこうと歩いて行ってみて、びっくり仰天。これは本当にすばらしく古い大きな酒蔵です。一部はもう使ってなくて今にも崩れそうです。今日はたちまちこの建物、特に煙突、に心を惹かれて、これを描くことにしました。

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スケッチ時間2時間半。風が涼しく、日陰で気持よくスケッチしました。今日はイーゼルを忘れたので、地面に水彩紙を2枚、縦に並べて描きました。それでも十分満足のいくスケッチができました。

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後で調べると、この酒屋の名前は萬歳酒造。大正10年創業。酒蔵の建物は戦後すぐの建物のようです。この辺りは太平洋戦争の岡山空襲で焼けたでしょうから、戦前の古い建物は残っていないと思います。戦後の何も無い頃にこんな大きな建物が建てられたというのは、よほど財力があったのでしょうね。今は規模を縮小して商売をしているとお店の人が話しておられました。


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ラングトン水彩紙 F6 荒目 見開き(縦に2枚)
ぺんてる筆ペン(青墨)
所要時間:2時間半