わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

倉敷マスカットスタジアム AGAIN!

2015年9月

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またまたマスカットスタジアム。どうして?と思われるかもしれませんが、グループのスケジュールがこのように決まっているのでそれに従っているだけです。しかしグループで来ているので、仲間同士の会話があって色々楽しいのです。こんなことがないと自分一人ではなかなか3回も続けては来ない場所です。お陰で今まで一度も来たことがなかった球場周辺の様子がよくわかりました。
 
今日も朝から雨の悪天候。それでも絵を描いているうちに雨がやんで空が明るくなってきました。行きの車の中ではラジオで安保法案の国会・委員会審議の中継を聞いていました。今日がいよいよ「日本の進路を決める(決められる)日」だと思うと、何となく水彩スケッチの気分もすぐれません。
 
今日はスタジアムの雨の当たらない場所で座って、人物とスタジアムと周りの木立を描くことにしました。人物は丁度目の前に絵のお仲間さんたちが座っておられるので、それをスケッチしました。公園内の木々もかなり色づいています。アメリハナミズキが赤く紅葉しています。赤い実もきれいです。


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今日は線描きに Derwent Drawing(イギリス)製の鉛筆(アイボリーブラック)を使いました。この鉛筆は普通の鉛筆と違い、書き心地がやわらかでクリーミィな感じです。油性色鉛筆の黒よりもなめらかで、三菱のダーマトグラフ程油ぎった感じもありません。またチャーコールペンシルのように画面をガサガサこする感じはまったくなく、またチャーコールペンシルや鉛筆ほどには画面を汚しません。画面を汚さないという点では、私が常用しているペンテルの青墨筆ペンが一番ですが、鉛筆と同じように消しゴムで消せる点は筆ペンより気が楽です。メーカーの説明によると、この鉛筆は1986年に販売開始ということなので、比較的新しい画材です。ちなみにDerwent社はイギリスの色鉛筆メーカーとして有名です。


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ウオーターフォード水彩紙 F6 中目
Derwent スケッチ鉛筆 
ウインザー・ニュートン固形水彩絵の具
所要時間:2時間

この鉛筆でざっと下書きした後、水彩絵の具を上から塗ってみると、心配したほど色は濁りませんでした。人物を描く場合は修正したりする必要があることもあるので、筆ペンで景色全体の下書きを描いた後、いつでも修正可能なようにこの鉛筆で人物を描くというのもいいかもしれません。水彩画を描く時でも、完全に「純血主義」で透明水彩だけを使うのではなく、時には色鉛筆を使ったり、ダーマトグラフを使ったり、またクレヨンを使って補足したりすることも面白いかもしれませんね。



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上から
2B鉛筆(植物の花や葉、人物描き用)
2B鉛筆(最初のラフスケッチに常用;芯が平たい、幅8ミリ)
Derwent チャーコールペンシル
三菱ダーマトグラフ(油性)
Faber-Castell(ファーバー・カステル)黒色色鉛筆(油性)
Derwentスケッチ鉛筆(本日使用したもの:芯が平たい、幅6ミリ)
ペンテル青墨筆ペン(水に流れない顔料インク使用:スケッチに常用)