わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

枯れた蓮の池を描く 備中高松城址公園

2020年10月27日

 

新型コロナショックから最近やっと少しずつ立ち直って、スケッチをする気分になってきました。とは言え、岡山県でも連日感染者の報告があり、今日は9名感染して1人が亡くなりました。感染に気を付けながらのスケッチです。Go to トラベルのキャンペーンが始まって以降、全国各地で毎日患者数が増えつつあり、これから先の冬の感染拡大が心配です。

 

今日はとても気持ちのいい晴天だったので、午前中スーパーで食料品を買うついでに、備中高松城址公園(岡山市北区)で枯れた蓮の池をスケッチをしました。地味な池を描くのに、今日風景画では初めて使う三菱ダーマトグラフの具合を確かめたいと思ったからです。ダーマトグラフは油性の色鉛筆のような筆記具です。色数は限られており、今日は茶色だけを使いました。秋の風景を描くのいいのでは? 自分が普段使っている青墨筆ペンの代わりになるかな? そんな期待でした。使ってみた感じは、油性なので、当然水彩を弾きます。芯が太く、あまり細かい描写は出来ません。画面の中でダーマトグラフの線が出しゃばらないように心がけたつもりですが、沢山の蓮の枯れた茎を描こうとしてダーマトグラフで線をやたらとひいてしまいました。その結果、残念ながら透明水彩のあっさりした感じは出せませんでした。

 

家に帰ってインターネットでダーマトグラフを使った作品を検索してみました。どちらかというと絵手紙やイラストなどの、こってりした絵の表現に使われているようです。ステンドグラス風の絵の制作にも使われていました。水彩画に使うときは、ダーマトグラフを握った指に力を入れないで、あっりした線描きをして、それから水彩で着色するというやり方がいいかもしれません。

 

 

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今日のスケッチ

ウオーターフォード水彩紙 中目 F4

三菱ダーマトグラフホルベイン水彩絵の具

所要時間:2時間