わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

カボス(ミカン科・ミカン属)

2020年10月26日

 

大分に住む知人から臼杵(うすき)産のカボスが送られてきました。カボスは酸味の強い酢ミカンの一種です。小さな箱いっぱいのカボス。こんなに沢山どうやって食べるのだろうと心配しましたが、カボスは割合日持ちがよく、この冬中、焼き魚などの料理に使えそうです。風邪をひきそうな時に、はちみつ入りのホットレモンを飲むといいと言いますが、同じようにこのカボスの果汁とはちみつを混ぜて温めて飲むと元気になります。今年は特に、新型コロナウイルスとインフルエンザと普通の風邪の症状が初めは区別がつかないので、うかうか鼻風邪もひけません。熱っぽくなってこれはあやしいな、と思ったらこのカボスでビタミンCの補給をしたいと思います。

 

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ビタミンC(アスコルビン酸)は風邪だけでなくガンなどにも効くといわれています。ビタミンCは穏やかな還元剤として働きます。ガンは細胞で生じた活性酸素という酸化力の強い酸素分子によって引き起こされる可能性が示されています。この活性酸素はビタミンCなどの還元性分子に出会うと無力化されます。ヒトやサルは自分の体内でビタミンCを合成出来ないので、野菜など植物を通して口から摂取しなければなりません。子供の頃から「野菜を食べなさい」と親や先生から厳しく言われるのは理由があってのことです。アメリカの有名な科学者ライナス・ポーリング博士(化学結合論でノーベル化学賞、核実験反対運動でノーベル平和賞をダブル受賞)は毎日大量のビタミンC摂取を実践していたことでよく知られています。私が若い頃、ポーリング博士が日本に来て講演されたことがあるのですが、その時にもこのビタミンCの病気への効果についての話を聞きました。私もこのビタミンCの効果を信じています。

 

大分県臼杵市はカボス生産の中心地です。臼杵には随分前に臼杵石仏を見に行ったことがあります。大分県各地は、新型コロナが終息した時に真っ先にスケッチに行きたい場所の一つです。