わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

モネの庭 こんなに暑いと 大変かもね (高知県安芸郡北川村 モネの庭マルモッタン 水彩スケッチ)

2015年7月

イメージ 1

 

バススケッチツアーではるばる高知県の北川村に来ました。ここにはフランスのジベルニーにあるモネの庭が再現されています。マルモッタンとはフランスのパリにあるモネの絵を集めた美術館の名前だそうです。何だか贅沢な名前をもらった庭園ですね。

 

北川村は高知県の太平洋側に一度出て、それから国道55号線を室戸岬に向かって行ったところにあります。さすがに遠いです。今日は朝のうちは曇り空でしたが、バスが現地に着いた昼前には日差しが強くなり、草花や樹木が多く睡蓮の咲く池のある庭園はかなりの蒸し暑さでした。日陰を探すのが難しく、また園内をめぐる遊歩道の道幅が広くないので、イーゼルを立てて自由に体を動かして絵を描ける状態ではありませんでした。それで今日は、一応イーゼルを立てましたが、バススケッチでは初めてSMサイズの水彩紙に描くことにしました。


イメージ 2

 

SMサイズなら普通1時間で描き終わるのに、今日はなんと2時間あまりかかる苦戦。原因は暑さと強い日差しでした。高知はさすがに暑いです。そのため水分補給をしばしば行うなど集中力が途切れがちでした。やはり、絵を描く時には描く人の体調がよく、描いている時の快適さがなければ駄目ですね。



イメージ 3

 

それと今日どうしてもいつものF6見開きで描けなかった理由は、モネの庭がやはり「本物」ではないのでどうも描く気がしなかったという点があります。どうせ時間をかけるならやはり「本物」を描きたいですね。日本の昔ながらの風景や古い家屋は、歴史があり存在理由のある「本物」なので、描いていてビンビン感じる部分があるのですが、今日のモネの庭園にはそれがありませんでした。なぜこの高知の田舎の村にモネの庭園があるのか、どのような経緯でこの庭園ができたのか知りたいと思いました。長崎のハウステンボスなどのテーマパークをスケッチする人が時々いますが、私はどうもそのような気になりません。今回も同じです。どうも初めから気分が乗りませんでした。まあこんな日もあります。一日かけてSMのスケッチ2枚は自分としてはかなり不満足ですが、これも自分を鍛える勉強と考えたいと思います。



イメージ 4