わたしの水彩スケッチと読書の旅

どこまでも、のんびり思索の旅です

猫のいる暮らし

2015年6月26日

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今日の朝日新聞の「天声人語」は、和歌山鉄道の三毛猫駅長「たま」の訃報についての文章でした。

 

「訃報は外国にも届き、中国版ツイッター『微博』には『謝謝小玉』(ありがとう たま)、『小玉』再見(たま さようなら)などの投稿が相次いだという。勤務する貴志駅は観光の目玉になり、アジアからの客が急増していた。写真集を何冊も出したり、欧米のテレビの取材を受けたり。ストレスもあったろうが、16歳は人間ならば80歳ほど。天寿全うだろう」

 

そして同じく今日の朝日新聞の読者投書欄「かたえくぼ」には、もっとほのぼのとした投書がありました。

 

たま駅長逝く」

にゃんまんだぶ にゃんまんだぶ      ―   ネコ一同 (岡山・こきびんぼ)

 

悲しみをユーモアで包み込む。本当にセンスがいいですね! この三毛猫「たま」は多分地元ぐるみで大事にされてきたので、餌も十分与えられて健康管理もされてこんなに長生きできたわけでしょうね。普通の野良猫だと寿命は2,3年だとききました。今日のように一日じゅう強い雨が降る日には、野良猫たちはどこでどうして生きているのでしょう。餌を探すのも大変でしょう。こういう野生の生き物は自分の身一つで生きているので、本当にすごいと思います。

 

そして同じく今日の朝日新聞の芸能欄。シリーズ「三谷幸喜のありふれた生活」では早朝のNHK Eテレのことが書かれていました。私も三谷さんと同じで朝のEテレをほとんど毎日みています。6時頃から日替わりでドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語、韓国語、アラビア語。まったく分からないのに、ただ見ているだけでその国の文化が分かって面白い。「100分で名著」。これは本当にいい番組です。読書欲がかきたてられます。そして6時25分から「テレビ体操」。出演している若い女性は体育大学の出身なのかなあ、どうやってNHKに出演できたのだろう、といつも思いながら、体を動かします。この10分間、何とか彼女らの動きについていこうと必死です。そしてそのあと「みんなのうた」。これを聞きながら体を休めてホッとした気分になり、朝食を食べ始めます。

 

最近の「みんなのうた」の中にネコの歌があります。「クロ」という半ノラネコとの思い出を歌った歌で、またその歌に添えられた絵がすばらしい。クロとの出会いと別れの悲しい歌なのですが、この歌を聞くとネコがますます好きになります。Eテレの6月30日と7月2日の午後0:55、そして7月1日の6:35に放送があります。うちのネコの「マルちゃん」もますます可愛いです。午前中は私の机の上でパソコンのキーボードを打つ私の腕に頭を乗せて、尻尾をゆらしながらゆったり寝ています。